サラブリ県の自社農場(ノンケー郡・リットさん農地提供)に続いて、ペーンさんが農地と人手を提供して委託実験圃場に協力してくれています。
本数は2000本で、定植して2ヶ月目になりました。
10月3日、大阪よどがわ市民生協の訪タイ団(第二陣)8名が依託圃場を訪問しました。
委託を受けて栽培の世話をしてくれているペンさんのご主人の案内で
実験圃場の島に船で渡りました。
ここでは化学肥料を使わず、堆肥や自家製の液肥で栽培できないかと試行錯誤中です。
毎年4月には強風の吹き荒れる地域なので心配はありますが、今のところ順調な生育状況です。
つづきを読む>>
ホムトンバナナの将来的な生産安定化を目指してスタートしたサラブリ県の自社農園は試験作付け2,200本がやや不揃いながら順調に育っています。
管理はPTJの現地スタッフポンさんを中心に
葉切り、草刈り、泥あげなどを進めていますが
大阪よどがわ市民生協の訪タイ団(第一陣)が農場を訪問したおりには牛糞堆肥をバナナに散布している真っ最中でした。
女性職員の辻本さんと高木さんが堆肥散布に急遽参入。
一汗かきました。
つづきを読む>>
苗銀行はバンラート農協が発案してスタートしたシステムで、バナナの苗の入手困難な生産者に苗を現物で貸し出し収穫が終わったら2割程度多く苗で返還するというものです。
なかなか軌道にのっていませんが、問題は苗の供給が潤沢でない(欲しい時に手に入らない)からだと
生産者から問題提起されていました。
タイ・パルシステム産直協議会はこのシステムを注目し、今年の協議会事務局会議で側面支援を決めました。
最近新しい産地として参入したサラブリ地域は苗を不断に供給できる地域です。
ここの苗がペブリ県に馴染むかどうかの実験を始めました。
実験を受けてくれたのはバンラート農協屈指のバナナ名人、パイテューンさんです。
自分の農場脇に20本ほどの実験苗を植えてくれました。
名人は実が着くまで待たなくても、2・3ヶ月の成長を見れば適否の判断ができるそうで、
苗銀行の円滑な運営に期待がかかります。
(写真はサラブリの試験苗を新植するパイテューンさん)
つづきを読む>>
6月4日、5日の2日間バンラート農協(ペブリ県)で農業祭が開催されました。
農協の整理が米集荷場広場、道路を挟んだ共済組合前広場を使った催しです。
農協の役員・職員は総出で、
生産者も模擬店を出して協力しています。
農協の活動や地域の農業振興を目的にしたもので、
農業振興局や協同組合振興局の地方支所も協賛しています。
お昼頃から始まったお祭りは午後5時に牛車の行列で最高潮となりました。
牛車には稲わらの束や堆肥などを乗せ、
その上で農協の組合員のお年寄りが乗ってリズムに合わせて
踊っています。
牛車の行列は20台に及びました。
つづきを読む>>
5月1日、PPFC小山専務、チャイ、メオの3名がイサーン地域で無農薬栽培ホムトンバナナを最初にスタートさせたノンカイ県ポンピサイ地区の生産者を訪問した。
タークンさんの新しく植え付けたバナナは順調に生育中。
PPFCの立ち上げから、ラメー(チュンポン県)の生産者組織作りに奔走したネン君とも再開を果たした。
今彼はノンカイ県の地方大学で教授をしている。
つづきを読む>>
PPFC南部地区担当のパーム(Palm)のレポート・・・
4月5日、 かねてからホムトンバナナの栽培・日本出荷に関心を寄せていた ターセ農協(チュンポン県)の生産者が政府の役人を呼んで GAPの学習会を開催しました。
当日は会場一杯とはいきませんでしたが、 熱心な生産者がGAPについて勉強しました。
つづきを読む>>
今年2月で定年退職したPPFCスタッフ、アネークさんが
第2の人生をスタートさせました。
PPFCにあっては最古参のスタッフで、みんなの兄貴役でした。
紀の川農協(和歌山県)の宇田 組合長が現地(ペブリ県)で面接し、農協の研修生として
日本に受け入れを決めた時から、彼と日本とのつながりが始まりました。
もう20年以上も前のことです。
PPFCはまだスタートしていませんでした。
当時は日本への入国が難しい頃で、査証が取れず
アネークさんの農協研修は頓挫しました。
縁が有って、PPFCのスタッフとなり、念願の日本行きも実現しました。
定年前では有りましたが、早期退職で第2の人生に打って出ました。
バンラート農協から車で30分ほどのところ、
チャーアムビーチでレストランの仕事に就くことです。
今は開店準備に追われています。
長いこと、ありがとうございました。
お疲れさま。
つづきを読む>>
18,19日両日でバンラートの洪水被害状況を確認しました。発生から10日が経過し、水はかなり引いていましたが、いまだに冠水している圃場もあり、また水が引いてもバナナが壊滅的な打撃を受けて収穫を断念せざるを得ない圃場も多数に上っています。ただ幸い生き残った圃場もいくつか出会いました。洪水前とほぼ変わらないフレッシュな状態の圃場で出会えた時にはやはりホッとしました。復興に向けて袋掛けをしている生産者の真剣な表情にも出会えました。洪水でしょげ込んでいてもしょうがない、がんばろうや、という声にならない声が聞こえてきたような気がしてこちらも嬉しくなりました。
これから二日間かけて収集してきた情報の整理作業です。
つづきを読む>>
先週11月8日(金)ペッブリ県バンラート産地で台風30号の影響もあるかと思える大雨が長時間にわたり降り続けました。雨と同時に突風も発生し複数の圃場が被害を受けました。ペッブリ川も氾濫し町中の道路も洪水で道が寸断されているため被害の詳細は分からない状況です。
現在入手できた情報では以下の3つの地区で被害がありました。
ライサトーン地区(生産者77名)、ルムサモー地区(生産者49名)、ムアンガーム地区(生産者105名)
つづきを読む>>
9月30日、10月1日バンラート農協で日本向けのパイン試験出荷をしました。
バンラート農協組合員で日本への出荷を望んでいる生産者から収穫してきた
約1100玉を ダブルクラウンや傷のあるものをリジェクトし、
先ず熟度選別。
ABCの3段階に熟度を識別し、水洗い、コンプレッサーを使って汚れと虫を取り除きます。
さらに、クラウンの長いものと短く切ったものを分別しました。
玉張りは「大・中・小」の三段階に仕分けて熟度三種類と組み合わせを作るという作業です。
物流試験や熟度試験、虫・汚れ、形状、食味などを日本の生協パルシステム・GPSが実施します。
この作業には「産直協議会」のフーン会長、農協のシリチャイ参事も参加しての
取り組みとなりました。
箱に収まったパインは約950玉。
おいしい状態で、良い状態で、問題なく日本に届いて欲しい・・・、
作業に関わった全員の祈るような気持ちがこもったパイン試験出荷でした。
つづきを読む>>