4月10日、南部タイのスラタニ県キーリーラットニコム郡でホムトンバナナの栽培説明会が開催され、トゥンカーワット農民会の幹部とPPFC現地スタッフが参加して講師役を務めました。説明会はゴムの栽培奨励を目的に、ゴム園奨励基金という政府系農業ファンドの運営機関が主催したもので、植えたばかりのゴム園でのホムトンバナナ栽培を奨励している農民会と方向が一致したため、合わせてホムトンバナナの説明をするに至ったもの。50名余りの農家が集まりましたが、今後この地域でホムトンバナナの栽培が始まるかどうかは未知数です。
同郡は農民会本部があるラメー郡からは120キロも離れたところにあるため、バナナ栽培が開始された場合にどのような形でフォローしていくのかもきちんと検討されなければなりませんが、土壌的にはバナナ栽培に適した農地が少なくなく、農家が関心を示してくれれば有力なバナナ産地に育つ可能性も秘めています。今後が楽しみなところです。