BeClipによると今月2日にも集会が開催され、約300人が集まったとのこと。
ーー「V For Thailand」はフェイスブックを通じ反政府デモへの参加を呼びかけ、今月2日、呼びかけに応じ集まった約300人がセントラルワールドから別のSC、サイアムパラゴンまで行進し、インラク政権打倒、インラク首相の兄であるタクシン元首相の影響力排除などを訴えた。参加者は国際的ハッカー集団「アノニマス」などが使用する「ガイ・フォークスの仮面」を被り、行進後、タイ国王賛歌を合唱して散会した。ーー
元首相のタクシン氏が亡命して数年を経ているが
反タクシンの運動は収まっていない。
この背景についてBeClipは以下のような解説をしている。
ーータイでは2006年以降、地方住民、中低所得者が多いタクシン派と特権階級、バンコクの中間層を中心とする反タクシン派の抗争が続き、政治、社会が混乱している。対立の背景には経済的、社会的な格差、地方差別、王室への親愛度の差などによる敵対感情があり、解決は容易ではないとみられている。ーー
タイの王室は日本の皇室とは異なって、王室関連の企業や事業も多く、
王室自体が大きな特権的立場を有している。
一方で純粋に国王を崇拝・敬愛している国民も少なくない。
(文章責任:山本)