2019年4月5日〜4月9日、桜が見頃を迎える中、タイ生産者3名の訪日団が、よつば農産・コープしがを訪問・交流しました。
3名ともに南部生産者で、男性1名女性2名の訪日団です。
茨木市内のよつばビルの各フロア、よつば農産、能勢農場、よつばのお店「ふるさと広場」店舗、別院物流センター、お豆腐工場、お惣菜工場など、よつばグループの各施設を見学し、事業について学びました。生産者は、よつばグループの方針についても、しっかりと理解でき、感銘を受けたと話していました。
初日の交流会では、約6〜7種類のバナナの食べ比べ会があり、その場でホムトンバナナあてクイズ大会となりました。なんと、参加された20名以上職員の方々の大半が、ホムトンバナナをあててくれました!これには、生産者達は大感激でした!
二日目は、新三協で、バナナの室入れを見学しました。ちょうど、よつばに納品するバナナの作業の様子を見学することができました。サイズの小さいバナナの混入や、日本についたバナナの傷や軸の傷みを、真剣に確認していました。
また、よつば会員さんのお宅訪問もしました。実際にホムトンバナナを注文して食べてくださっている会員さん、会員さん宅のお子さん、飲食店を経営されていてメニューにホムトンバナナを使ってくださっている会員さんと直接触れ合い、話をし、感想を聞くことができたことは、生産者にとってとても嬉しいことでした。
三日目は、よつばグループの淀川産直センター主催で、タイ料理教室を行いました。料理を通じて、よつばの会員さんと交流することが目的のイベントでした。訪日団としても初の試みでしたが、淀川産直センターの皆さんの暖かい運営とサポートのおかげで、美味しい楽しい会となりました。カオマンガイ、春雨サラダ、豚肉と豆腐のスープ、ホムトンンバナナの春巻きを、作りました。班に分かれて、身振り手振りでコミュニケーションを取りながら、協力し合って料理を完成させ、みんなで美味しくいただきました。
最終日の午後は、京都を案内してもらいました。トロッコ列車で渓谷の桜の風景を楽しみ、竹林の小道、天竜寺、嵐山、渡月橋を散策。桜が満開の中、生産者は観光を満喫できました。
夕方から、コープしがへ移動。夕食の交流会では、コープしがの産直の方針についてのお話を伺い、郷土料理を楽しみながら、有意義な時間を過ごしました。日本のような温泉文化のないタイですが、温泉に挑戦した生産者も1名いました!
最終日は、コープしがの甲南センターにお世話になりました。吉田センター長の案内で朝礼から参加し、配送同乗体験。配達の川副さんは、以前チュンポン組合の産地を訪問したこともあり、すぐに打ち解けてくれました。この日は個配ではなく、班毎の納品だったため、その点も生産者にとって興味深かったそうです。バナナを注文してくださっている組合員さんとも話ができ、嬉しい時間を過ごせました。また、配達員の方々の熱心な仕事ぶりにも感銘を受けたとのことでした。
今回、全5日間の日程で、ホムトンバナナを食べてくださっているよつばの会員さん、コープしがの組合員さんと直接話ができたことは、やはりとても大きな経験となりました。食べてくださる方々の顔を見ることは、生産者にとってこれ以上なく嬉しいことだそうです。
さらに、今回は、バナナを取り扱ってくださっている、よつばグループの職員の方、コープしがの職員の方との交流の時間が長くとれたこともあり、ホムトンバナナ事業を共に続けていく仲間の存在を身近に感じられたことも、とても貴重な体験となりました。作る人、送る人、食べる人が実際に会って、話をし、交流し、意見を交換し、お互いを理解することの大切さを改めて実感できた訪日でした。
よつばグループの皆さま、コープしがの皆さま、本当にありがとうございました。