10月2日早朝4時にバンコク空港に到着した大阪よどがわ市民生協の一行(前川理事長を団長にした総勢8名)は、
一週間前のスケジュールと同様、空港も食堂で朝食を済ませて国内線に乗り継ぎ、スラタニー空港へと向かいました。
スラタニー空港からは車で約1時間北上、チャイヤー郡の新しい生産者の多い地域を訪問しました。
生産者は生協からの訪問者を心待ちにしていて、農民会の新会員を中心に30名近くが集まりました。
無農薬で栽培したバナナを本当に買ってもらえるのか迷っている農家もこの日は顔を出し、率直な交流会となりました。
交流会を終えて、早速山沿いの農場へ。
あいにくの雨降りでぬかるむ山道を四駆のピックアップ車に乗り換えて
農場視察に向かいました。
ドリアン、トウモロコシ、カボチャ、落花生、パパイアなどをバナナと混植して畑の土壌バランスをとり、労働も分散し
ていて十分満足の行く収入・利益を得ていると言う生産者のブンリアさんの説明は力強いものがありました。
農場の視察後、生産者の奥様方が持ち寄った手作りのタイ南部料理を頂きました。
交流を終えて、次世代農家育成プロジェクトに参加しているバーンヤンプロン小学校に向かいました。
この学校は国境警備隊の隊員が中心になって学校教育に携わっている小学校で全校生徒は208人、
その内5年生と6年生の12名が次世代農家育成プロジェクトのメンバーとなっています。
学校の実験農場には植えられたばかりのバナナがあり、
当日は日本からのお客様と小学校の生徒が共同でバナナの苗を植えました。
更に、この日はトンカーワット農民会のパッキング場、事務所も訪問しパッキング場を見て、
農民会の理事と懇親しました。
夕食は生産者7名が混じった交流会となりました。
第二陣の団は翌日朝にはスラタニー空港へ移動してサラブリ県の新産地へと向かうのですが、
バンコクでの最終日には市内シーロム通りにあるヒンデュー寺院の例大祭に出くわし、
大変な人ごみとタイの文化や宗教的な幅の広さを体験する事になりました。
(写真一番上:新植したばかりバナナの前で女性生産者と、二番目:山岳部でバナナ栽培している圃場訪問、
三番目・四番目:次世代農家育成プロジェクトに参加する生徒たちと、五番目:バナナ定植共同作業)