5月30日、サラブリ地区の生産者とJ Fresh Seikaのスタッフ8名はノンスア郡を朝6時半出発、
バンラート農協へと向かいました。折しも三連休の初日とあって下り線は異様な混雑です。途中お腹を空かしたスタッフの要望で沿道のレストランで朝食を摂りました。
農協に着いたのは予定を一時間以上遅れ、11時になってしまいました。
休みの土曜日に出勤してくれたシリチャイ参事、バンポット副参事、農協職員のセクサン、スポットを交え
農協の会議室でそれぞれの紹介をしあいました。すでに顔見知りの関係の人もいて、早速栽培についてのテクニク交流、情報の交流をしました。
特にバンラート農協ではごく普通に取り組まれている「二番苗育成」を学ぶことが今回訪問の大きなテーマだったので
質問・交流もその点に集中しました。
会議室でのやり取りが終わると、そのまま圃場を訪問。都合6ヶ所の圃場を訪問し予め待機してくれていた生産者と畑での交流ができ生産者同士、話しが弾みました。
昼食後「BM活性水プラント」を視察して、バンポットさんやプラント管理者のプラユンさんからプラントの構造や活性水の効果について説明を受けました。
再び農協のオフィスに戻ってシリチャイ参事と再度の懇親の後、一行は農協を後にしました。
帰路、近く海辺まで出て潮風にあたりながら美味しいビールを飲んで一休み。
パテュンタニ県へと向かいました。帰宅したのは10時半でしたが、収穫の多い産地間交流でした。
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5月28日、夕方6時からJ Fresh Seikaパッキング場前でヌグンんさんの「帰国報告会」が開かれました。
生産者、バナナ収穫隊メンバー、パッキング場のワーカーさんなど30人ほどが集まりヌグンさんの報告に聞き入りました。
5月15日にスワナプーム空港を出発してから戻るまでの5日間をヌグンさんは途中での幾つかのエピソードを交えて報告。いく先々で歓待を受けたことや、タイフェスティバル(16、17日 代々木公園)での人混み、電車での移動の様子、日本食を堪能してきた話、山梨県では温泉に泊まり裸でお風呂に入った話などを身振り手振りで報告しました。
サラブリ地域で良い品質のバナナを安定生産し、安定的に出荷していくことががこの地域の発展に寄与するだけでなく日本の消費者にも多くのメリットをもたらすことに確信を持てたそうです。
日本向けのバナナの主産地であるフリピンにも生産に不安が出ていて日本ではバナナの不足感がある。タイはチャンスだと強調していました。
みんなで頑張ってJFresh Seikaから安定して良いバナナを出荷するために努力しようとアピールしていました。
日本のイミグレーションで質問攻めにあい、同行の山本がいちいち細かな説明をして通してもらった話などもみんなの関心を呼んでいました。
「日本で美味しいお酒を飲みすぎたんじゃないか?」とか「夜は眠れたか?」など冗談の質問も飛び交いました。
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タイの「ソンクラン」(水かけ祭り・タイ正月)が始まったばかりの4月12日、13日
トンカーワット農民会は干ばつの後の嵐にみまわれました。
雨と風を伴うもので、チャイヤーなどトンカーワット農民会の幾つかの産地が
被害を受けました。
トンカーワット担当のスカパットさんは収穫目前のバナナの倒伏に
心を痛めている通信を寄せてきました。
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2015年1月6日、サラブリ地区のホムトンバナナをパッキングするPTJの現地会社(J Fresh Seika LTD,代表者バンチュート・ソムワン)が発足しました。パッキング業務は2月15日の週から始まりましたが、ヨチヨチ歩きで、未だ安定していません。地元の生産者やパッキング場で働くワーカーさん達の支援を受けて初期の混乱をようやく乗り越え、少〜し落ち着いて来ました。
そこで、タイ産のホムトンバナナを更に良い状態で日本の生協・消費者の皆様にお届けしていくため、4月から体制強化を図りました。発足から不在だったマネージャーを日本から招聘(スラサック・通称オン)、4月6日に現地に就任しました。まだ、見習いですが、落ち着いたら関係者のところへご挨拶に伺う予定です。
バナナの入荷管理と資材管理にプラキット(トン)、圃場登録や圃場履歴を担当するフィールド担当にワチャラ(ゴルフ)を配置しました。パッキング場立ち上げ以前からPTJの現地社員として働いてきたポンがバナナ収穫隊の管理と農場マネージングを担当する体制となりました。みんな、パッキングの業務をやりながらの担当業務です。
幸いなことにパッキング場で働きたいという希望者も多く、順番待ち状態です。「無農薬栽培にチャレンジしてみたい」と申し込んでくる生産者も少なくなく、ありがたいことです。4月半ばには会計係りの配置も予定されています。リーダーパートさんが3名決まり、チームワークも取れてきました。
収穫隊の隊長格にはパンさん(55歳)をお願いしました。ともかく経験値の乏しいスタッフですが、生産者と泥んこになって良いバナナ作りに励み、品質管理の行き届いたパッキングをしていこうと熱い気持ちを持っています。
頑張ってまいります。よろしくお願い致します。
【写真】
上から 新マネージャーのオン、
入荷管理・資材管理担当のトン
フィールド担当のゴルフ
収穫・入荷オペレーション・フィールドマネージャのポン
収穫隊長のパン
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昨年日本のスーパー向けに試験出荷したサラブリ・ホムトン
バナナですが2月20日今年の初出荷をしました。
収穫隊、パッキング場のワーカーさん達、後方事務の書類準
備など全てが初めてのことで、大混乱の中でしたが関係の人
たちが「日本の消費者に良い状態のホムトンバナナを届け
たい」の気持ちで前を向いて精一杯取り組み、
コンテナを見送ることができました。
1000箱の計画が約800箱にとどまり、輸出関連の
諸手続きもギリギリの仕事でした。
第2週はもう少し前進したいとスタッフは決意していますが、
軌道に乗るまではまだまだ時間がかかりそうです。
PTJ自社農園で栽培したバナナも来週は僅かですが収穫でき
そうです。状態は悪くなく、食味テストをする予定です。
【写真】1番上:洗浄・パッキング工程のワーカーさん
2番目:収穫隊が収穫してきたホムトンバナナを
ぶら下げる
3番目:仕事が終わって1日の反省会と
ショートミーティング
4番目:コンテナへの積み込み
5番目:バナナの熟度進行チェック
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1月30日、サラブリで無農薬栽培にチャレンジしている生産者とサラブリ地区の担当スタッフとが集まり
山梨県のぶどう生産者で有機栽培の研究者でもある小川 孝郎氏を囲んだ勉強会が開かれました。
小川さんの勉強会は圃場での実践を重視したもので、生産者が直面している個別の問題解決や
将来に向けた生産の方向性、有機栽培・無農薬栽培の基本とバナナの生理を学ぶものです。
今までタイ国内で度々開催されてきました。
小川さんは今までの経験を踏まえながらも、サラブリの生産条件の特徴や起きている問題の個別的な解決策を示し、
参加した生産者の共感とスタッフの理解を深めることができました。
大勢が一堂に会して学ぶのも良い方ではありますが農業は『畔一枚違えば違う方法』と言われるくらい
多様な方式が必要で、小川塾は小集団の学習や問題の個別解決と個々の生産者が将来展望を持つために役立つ勉強会です。
今回も生産者から「こちらにしばらく住んで私たちにアドバイスして欲しい」という声が上がるほどでした。
【写真】農場での小川さんの個別指導を聞くリットさん、2枚目と3枚目:パッキング場内での勉強会
農場内で生産者と土のことを話し合う「らでぃっしゅぼーや」の楠田さん
農場内のクリークを生産者のヌグンさんと渡る小川さん、楠田さん、若狭谷さん
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サラブリ自社直営農園は一時、葉枯れ病に苦しみましたが、農薬散布をせずに
乗り切ることができました。
2月に入ると最初の出荷ができるところまで来ています。
収穫予定のバナナの本数は約4,000本で、収穫期間中に約8万パック(600g)分に
相当します。
昨年日本の生協を訪問した生産者、リットさんの協力を頂きながら
手探りで進めています。
今年は更に自社農園の面積を増やし、4月〜6月の期間に
1万5,000本(面積8町歩)の作付けを予定して借り入れ農地を
探しています。
(写真一番下は芯喰い虫の状態を調べるロットさんご主人ヌグンさん)
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1月末から収穫予定・・・。
サラブリ地区でPTJ自社農園を始めてからようやく収穫のメドが立ってきました。
葉枯れ病に悩まされましたが、
なんとか問題を乗り越え最初の収穫は
1月最終週(収量はわずかです)を予定しています。
2月・3月、初めての出荷に漕ぎ着けられそうです。
写真は
一番上:リットさんのご主人
2番目:自社農園の近況
3番目:圃場内の水路の泥上げ作業(応援を頼みました)
4番目:水路から上げた泥をバナナの根元に被せる
5番目:乾季には水遣りが欠かせません。船・モーターなども自前で揃えました。
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雨期から乾期へと季節が変わり、変わり目に見られる
葉枯れ病が見えますが、なんとか収穫に漕ぎ着けそうです。
すでに花芽が出てきたものもあり、1月末に初の収穫が出来そうです。
2月からは出荷できる数量になってきます。
水やりはこの時期ほぼ毎日のペースです。
昨日(12/14)は施肥をしました。
花芽が結実する時期に必要なカリ分です。
圃場は下草が茂っていますが、バナナが成長しているので
草刈りは今の所必要ありません。
さて、味がどうなるか・・・⁈
大阪よどがわ市民生協の組合員の皆さん、お待ち下さい。
また、希望のところへサンプルを配布することも可能です。
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サラブリ県で始まった「自社農園」は圃場管理をPPFCから
PTJに徐々に移管しています。
年内には全て移管が終了する予定です。
本格的な乾期がに入って、
担当のポンさん(PTJの現地契約社員、生産担当)は ほぼ毎日のように農場での水遣りをしています。
先週は豚糞堆肥の撒布と水遣り。
下草刈りはもう少し経つと地面がバナナに覆われるので楽になりますが今は毎週の仕事です。
「葉枯れ病」(下段の葉の先端部分から葉が黄色くなり、徐々に上に広がっていく病気。炭酸同化作用を妨げみの成長の妨げになる)
が発生し始めていて、病気の出た葉をこまめに切って捨てていますが、 病気は全圃場に広がって来ています。
今の所深刻な問題にまでなっていませんが、隣接するリットさんの圃場にも葉枯れ病が少しづつ出ていて、リットさん本人も不安を感じています。
この病気は広がるのは早いのですが、進行は遅いので収穫が始まるあと二ヶ月後までこの程度の
状態なら無農薬栽培は達成されそうです。
更に病気が進むするようなら、切った葉の場外持ち出しと焼却処分をする予定です。
一方、花芽は順調に出ています。
病気がひどくなるとその影響でバナナのバンチー当りの収穫重量は少なくなる可能性があります。
無農薬栽培にチャレンジしているリットさん、
ペーンさんに 大きな被害が起きないよう、注視して行きます。
【写真】最上段:11月25日現在の農場の様子 2番目:用意された豚糞堆肥 3・4番目:豚糞堆肥の散布 最下段:水遣り
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