10月9日、空はどんよりと曇りがち、こんな日は「良い天気ですね」と声かけあう人が多いタイです。
この日、スラタニー県ナーサン農協はホムトンバナナの生産者集会を開きました。
集会に呼ばれ、PPFCの新マネージャー楠田が生産者の前でバナナ生産者へのお願いや
23年間の運動の基本事項(無農薬栽培)、日本の消費者の要望事項などを説明しました。
生産者からは楠田のフィリピンでの経験について質問が出され、フィリピン産のバナナとホムトンバナナの味の違いや
特徴点、日本の消費者がどんなことに関心を寄せているかなど1時間にわたって質問が多く寄せられました。
質疑・交流が終わった後、農協はバナナ担当のアモンさんが栽培記録のつけ方、圃場登録後の記録事項など
新しい生産者にもわかりやすく基本的な約束事の説明が有りました。
ppfcは午前中に農協のマーノップ組合長、スクサン参事、ホムトンバナナ生産部会長パイラットさんなど農協の幹部と話し
合いを持ちました。これからの生産計画、出荷基準、価格など話し合いは2時間に及びましたが、
お互いに長いお付き合いを前提にした前向きの話し合いでした。
スクサン参事からは日本の生協との協同組合間提携、交流を強く望んでいる旨要望が出されました。
生産は順調に伸びているが、決して急がず地道に安定的に登録生産者と生産量を増やしていきたい
と部会長の意思表明もありました。
3年以内には農協の通年の安定事業に育てたいし、40フィートコンテナを毎週満載できるくらいの生産を目指して
生産を伸ばしていきたいとの意思表明もありました。ppfc側も10月19日出荷分から買取価格のアップを約束しました。
【写真】上から生産者にお願いや説明をする楠田ppfc新マンージャー
値上げの要請書を手渡す部会長と受け取るppfcスカパット取締役
会合が終わってパッキング場前で記念写真
生産者集会で基本事項を説明する農協のアモンさん
午前中の役員との協議