近年、頻繁に続く干ばつですが、今年は生産者も新たな灌水設備を設けたり、溜池を作ったりと対策を取って参りました。
しかし、ここにきて予想以上の干ばつがタイを襲いました。対策として作った溜池の水も減る一方、灌水設備なども役割を果たせませんでした。
干ばつの厳しい所では、水の利用制限が敷かれ生活水を確保するのがやっとの状態。
もともとバナナは、水をたっぷり必要とする植物なので、40℃以上の気温で2週間も水を切らせてしまうとあっと言う間にバナナの木自体が枯死してしまいます。
せっかく育ててきたバナナもこの干ばつのせいで、水をあげられない状態が続き、バナナの木が倒れたり、やっと収穫できても実が小さくなってしまったりと被害が続いています。
生産者もこの状況に肩を落としています。