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病院・・・その42009.04.17

五郎:病院にもハッキリ言えば「経営」があるからな。

ソムチャイ:でも、儲けの前に患者がいます。

五郎:確かに!

  だけど「経営」はイコール「儲けるため」と考えない方が良いな。

  「患者」はお客様だ。

  「お客様に良い経営」でなければ、結局は「儲からない経営」になる。

  患者がいて成り立つのが「病院」、死ぬ人がいて成り立つのが「お寺」・・・アハハ。

ソムチャイ:五郎さん!!

  五郎さんのジョークは面白くないです。

五郎:まあ、そうトンガルな。

  私はリアリティーを言ってるだけさ。みんなも心では同感なはずだ。

ソムチャイ:でも、口に出すのと出さないとでは違います。日本の人は言い過ぎが多いです。

五郎:分かった、分かった。

  以前ね、こんなことがあったんだよ、ソムチャイさん。

  私がバンコクに赴任してすぐの頃のことだけど、

  同僚と二人で本社の「おえらいさん」を出迎えに行ったんだ。

  もう飛行機が着くかな、という時分に突然同僚が倒れちゃった。

  「おえらいさん」は到着する、同僚は倒れちゃった・・・、どうする!?どうする!?・・・だよ。

  同僚より「おえらいさん」の方が大事だからね、同僚はとりあえず車の中に寝ててもらうことにして

  「おえらいさん」を待った。幸い、早めに出口に見えたんで、事情を話して先ずは病院に寄ってから

  ホテルにチェックインすることで了解してもらったんだ。

ソムチャイ:そんな!上司はタクシーかなんかでホテルへ行けば良いのに!

五郎:ああ、私は良いよ・・・、出世の希望もないし。

  だけど肝心な時に黙って顔も出さないんじゃ同僚には『キズ』がつく。

ソムチャイ:私にはそういうことは分かりません。昔の「身分制度」か「徒弟関係」みたい。

五郎:まあ、まぁ。

  同僚の彼はね、顔は真っ青、体中に冷や汗ビッショリ、嘔吐はすごい・・・。口がきけないんだ。

  彼は長くタイに在住してたから、家族とバンコクの郊外に住んでいた。

  彼から、やっと病院のあり場所を聞いて、駆け込んだんだ。彼の家族が日頃使っている病院だ。

ソムチャイ:・・・・。

五郎:救急入口で彼はまた嘔吐してゼイゼイ言っていた。

  ともかく救急治療室に入って、熱と脈拍、血圧を測った。

  医師が駆けつけてくるのかな・・・と思ったら、白い服を着た事務員が来て私に頻りに話しかけるけど

  その頃私はタイ語がさっぱりで、何言ってるか分からない。

  事務員は彼のところに行って、やわら説明書を広げて手続きの説明を始めた。覗いたら、料金表だ。

  治療のコースと費用、病室のコースと料金が書いてある『メニュー』表で、まあ言ってみれば入院・

  治療の「松・竹・梅」だね。

ソムチャイ:五郎さん、もう少し良い例がないんですか!?

五郎:「1泊食事付きで一人部屋なら**バーツ」「その下のクラスで4人部屋なら**バーツ」と

  事務員が説明している。彼は「そのコースは高い、他にないか?」みたいなこと言ってる。

  苦しくて口もきけない状態なんだよ、医者は顔も出さない。

  急に腹が立ってね、私が言ったんだ「一人部屋の一番高いヤツ」って。

ソムチャイ:タイ語も分からないのに?

五郎:相手の事務員は完全に理解したね。急に笑顔になって「こちらへ・・・どうぞ」って

  丁寧に案内された。何と、会計窓口だ。

  そこで頭金5000バーツ払って、契約書に支払保証人のサインをして、

  パスポートの番号書かされた。

ソムチャイ:・・・・。

五郎:会計が済んで、「支払証明書」持って救急室に行ったら、医師が登場してね、すぐに

  点滴が始まった。ドクターも診察を始めたというわけだ。

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病院・・・その32009.04.06

ソムチャイ:タイの公立病院はお金があったら、行きたくないですね。

五郎:何で?治療の質が良くないから?

ソムチャイ:それもありますけど・・・、患者を患者と思っていないような病院もありますから。

五郎:でも、治療はしてくれるんだろう?

ソムチャイ:私の甥が、まだ20歳にもなっていない頃のことですけど、

   バイクに乗っていて、交通事故起こしました。自分で転倒したんです。

   頭を強く打っていて、顔は血だらけだったそうです。

五郎:大ケガだね。

ソムチャイ:そうなんです。すぐに手術しないとならないほど大変な状態だったそうです。

五郎: ERかなんかに入ったのかな・・・?

ソムチャイ:廊下のベッドに寝かされて、親が呼び出されたんです。

   「手術するかどうか?」って。「手術すれば助かるけど、しなければ命の保証はない」って。

五郎:両親はびっくりしたろうね。

ソムチャイ:びっくりしたのは子供の命のことより、お金を催促されたことでした。

五郎:何もしてないのに?

ソムチャイ:「手術と入院費用で3万バーツ掛かるけど、お金を持ってくれば手術する、なければしない」

  ということで・・・、正直言って私の義兄はトラックの運転手で収入が少ないんです。お金がない。

  子供は助けたい、手元は不如意。

  で、私に電話してきました。「助けてくれ」って、「子供の命を救ってくれ」って。

五郎:辛い話だね。

ソムチャイ:「出せない」なんて言えますか?

  銀行から病院の口座にお金を振り込みました。

五郎:それで、甥子さんはどうなったの?

ソムチャイ:手術はうまくいって、2週間くらいで退院しました。

  顔にかなり大きい傷が残ったのと右腕は少し不自由になりました。

  本人が一番心配していたのは後遺症で言葉がうまくしゃべられない、ということでした。

  本人とお母さんがお礼の挨拶に来て、涙を流されました。

  命の恩人だと言われちゃいました。

五郎:で、お金はどうなったの?

ソムチャイ:それっきりです。返してはもらっていませんし、「命の恩人だ」といわれれば

  返してもらう訳にいかないです。 

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病院・・・その22009.03.26

ソムチャイ:五郎さんは一般のタイ人が行く病院に行ったことありますか?

五郎:私はね、自慢じゃないけど病気のデパートみたいなもんでね、持病をいっぱい持ってるんだ。

ソムチャイ:え〜ッ!?健康そのものみたいに見えますけど・・・。

五郎:高血圧、難聴、イボ痔・キレ痔から始まって、胆のうポリープ、直腸ポリープ、肝炎、

   関節炎、糖尿、中性脂肪にメタボ・・・まだあるけど、聞きたい?

ソムチャイ:はい、分かりました。もう充分です。

五郎:そんな訳でね、タイにいたころは病院へは行ったほうだね。

ソムチャイ:どんな感じでした?

五郎:どんな感じって・・・、悪くなかったよ、そこは。

   アパートの近所だったけど。

   ISO9001の2000を取っていて、何事も手際よくやってくれた。

   風邪をこじらせたり、下痢が何日も続いたりした時に行くわけだから大したことはないけどね。

   保険がなかったから診察料・薬代がメチャ高かったな。

ソムチャイ:私は日本に留学してた頃、日本の病院に行ったことがありますから、タイの病院は

   問題だらけだなと思います。

五郎:例えば?

ソムチャイ:アユタヤ県の病院に友人のお父さんが入院したんです。

   「もう手遅れだ」って言われたそうで、大部屋に入っていて何も治療してませんでした。

   「治療しても無駄だから・・・」だそうです。一部屋に30人以上も入ってるんですよ。

   キチンと治療を受けていない人がかなりいました。

五郎:治療しない人が何で病院にいるの?

ソムチャイ:分かりません。

   冷房はついていないし、大型の扇風機が゛天井でグルグル回っているだけ。

   あまりに暑いので建物の外に出てみたら、配膳係りの若い女性が

   廊下で男性と立ち話しているんです。二人はいつまでたってもオシャベリを続けていて動こうとしない。

   配膳用のゴンドラには患者さんに配る「食事」が乗ったままでした。

   ハエが周りを取り囲んでブンブン飛んでましたです。

五郎:誰も注意する人いないの?

ソムチャイ:誰もいません。何か悲しくなりました。

五郎:入院した友達のお父さんはどうなったの?

ソムチャイ:その夜、亡くなりました。

   「はい、ごくろうさん。次!」って感じ。

   そこは公立病院なんです。五郎さんが行ったことのある病院は民間病院ですね。

   ISOを取得しているところは病院同士の高い治療を競っているところです。

   なぜかタイは病院の数が多いんです。治療の内容はピンキリです。

五郎:日本だってそんなもんだよ・・・。

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病院・・・その12009.03.17

五郎:タイで病気になった時のことを聞かせて欲しい、って「書き込み」あったよ。

ソムチャイ:病気にはなりたくないです。

五郎:まぁね。特にタイではね。

ソムチャイ:五郎さんの上司の方がタイに来た時入院した、と言ってたじゃないですか?

五郎:あア、本社からね。偉い人が・・・。

    結論言えば単なる風邪だったんだけど、旅行者保険に入っていたからね、スクムウィットの病院

    に行ったよ。高度治療で有名な病院だ。

ソムチャイ:スクンウィットのどの辺ですか?

五郎:ソイの5か3だったね。

    ホテルの部屋で動けなくなった上司が「救急車呼んでくれ」と言うんだ。

    咳と熱がひどくてね、ホテルの部屋の毛布、全部かぶっても震えが来てたな。

    ところが、救急車なるものがなかなか来ない。「催促しろ」というから何度も電話したよ。

    病院側は「もうとっくに出ています」というばかり、蕎麦屋の出前だね。

    上司には私がトロイからだと思われた。

ソムチャイ:どうなったんですか?

五郎:予定より40分くらい遅れて到着。「渋滞で・・・」で終わり。

    病院へ向かう道はそんな訳で、裏道・裏道を通って行ったけど、かかった時間は変わらなかった。

    夜の8時過ぎだったかな、病院の受付でパスポートと「旅行者保険証」出したよ。

    もう慣れたもんだね、手際よくベッドに寝かせて、すぐに当直の医師が来た。

    あれこれ診察が始まって、ドクターが本人に質問する。で、私が英語で通訳した。

ソムチャイ:ドクターは英語が話せたんですか?

五郎:タドタドしかったけど。

    そのうちタイ語でベラベラ始まった。私がタドタドしいタイ語と日本語の通訳していると、

    あんたじゃだめだ、って通訳を呼んだんだ。夜でも病院に常駐している日本語・タイ語の通訳で、

    えらい美人だった。タイ人で日本語べらべら。

ソムチャイ:すごいですね。

五郎:私の上司は通訳兼看護の女性が来たとたん、すっつかり顔色が良くなって、そのうち手を握ってもらった

    りして病気どころじゃない。鼻の下がビローンとなっていた。

ソムチャイ:・・・・?

五郎:待たされた私にはコーヒーが出てきたし、クッキーなんかもあったな。

   廊下は広々。診察室は広くてきれい。外へ出て病院を見たら、ネオンが光っていた。

   5ツ星ホテル以上だったな。記念写真撮ったよ。

   実際のとこ、美人通訳が出てきたところで勝負はついていた。

   私の上司は、タクシーと歩きでホテルに帰った。

ソムチャイ:外国から難しい手術にタイの病院を訪ねる人が多いそうです。順番を待たずに済むからって。

   臓器移植なんか、盛んです。・・・そこの病院がしてくれるかは知りませんけど。

五郎: 「闇の子供たち」という映画があったな。心臓は売れないけど・・・、生活のために臓器を売る。

   それを目当てに外国から金持ちがタイの病院に来る・・・。どうも暗くなるなぁ、こういう話は。

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チャイニーズニューイヤー2009.02.12

ソムチャイ:五郎さん、今年の冬は寒いでしょう?

五郎:そうだね、バンコクでも12月〜1月がメッポウしのぎやすかったな。寒いくらいだったよ。

ソムチャイ:チェンマイやチェンライ、内陸のメーホンソン、ランパーンあたりでは氷が張ったとか

  山に雪が降ったなんてデマも飛びました。

五郎:新聞では53年ぶりの寒波襲来・・・なんて言ってたけど、タイでその頃から気象統計を

  取っていたとは考えにくいけどな。

ソムチャイ:あれッ!?

  五郎さん、そんなに馬鹿にしたもんじゃないですよ。タイでは気象にあまり関心がない

  のは確かですけど統計はあります。まあ、どこを基準にしているか・・・? その辺が・・・。

五郎:寒さのせいかナ、今年のチャイニーズニューイヤーは何となく「春節」の気分があったね。

  世界の景気は悪いけど、華人はお構いなしだね。街には獅子舞、竜舞、飾り付け

  赤シャツ組と繰り出していたな。

ソムチャイ:チャイニーズニューイヤーは世界的な規模ですけど、毎年1月21日〜2月19日

  の間だそうで、長い歴史があります。今年は1月26・27日だったですけど毎年正月が違います。

  タイでは学校が休みのとこも少なくないです。

五郎:官庁や会社なんか休みなの?

ソムチャイ:会社は経営者の都合によって休みのところもありますし、休まないで営業するところも

  あります。銀行や官庁は休みませんね。学校は中国系は休みです。

五郎:問題の爆竹はどうなの?

ソムチャイ:禁止になってますけど、ところによっては盛大にやってますね。

  バンコク市内でも夜中までうるさくやっているところあります。

五郎:タイでは夜中にうるさくしても問題にならないからな・・・。

ソムチャイ:夜の騒音は気にしませんね。

  アパートやマンションでは逆に昼間はうるさいと文句言ってくる人いますよ。

  昼は寝ている人がいますから。

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クイッティアオ・・・東京三菱銀行横2008.12.29

タイを代表する料理を 選ぶとすると、クイティアオはその1つに選ばれて良いだろう。

タイの全国区の料理というだけでなく、ともかくタイ人が良く食べる屋台料理の一つだからだ。

食事としてだけでなく、おやつ代わりにも食べられている。

  日本人?めったに来ないね。

隣は日本の銀行だけど、日本人が銀行に用事で来ることはないと思うよ。

タイ人の「使い走り」がいるからね。まあ、来たとしても乗用車で来て、乗用車で帰るから

屋台には来ないね(屋台のオヤジ談)。

最後に、月曜日はソノスジのお達しにより、屋台は店を出せません。

ごらんのとおりの「ただの通り」となります。

お代りをして食べる人も少なくない。

サートン通りの青い窓ガラスのビル、東京三菱UFJ銀行ビルは有名だが、

その脇道にあるこの屋台では、クイッティアオの上に野菜を乗せて食べさせてくれる。

季節季節で出てくる野菜は違っているが、いくら乗せてもタダ!

12月はハーブとサニーレタスだ。25バーツは決して高くない。それに、おいしい。

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ゲーン・ソム(おかず屋・・・サパンクワイ)2008.12.04

サパンクワイ界隈は料金の安いホテルや一般庶民が暮らすアパートが多い。

日本人の長期滞在者が住むアパートも散見される。

カオサンなどに居住する日本人バックパッカーとサパンクワイ近辺のアパートに暮らす日本人とは

異質なようだ。

ともかく、朝から夜までBTSの駅周辺をはじめとしてこの辺は屋台が多い。

ぜいたくを言わなければ十分においしくて、安い。

「うちの料理は一流だよ、うまくて・やすい」オヤジはVサイン。

一皿20バーツ〜30バーツ。二人で3品のおかずとシロメシで90バーツ。

ビールは売っていないから、近くのセブンイレブンで買ってきた。

おあつらえ向きにセブンが同じ道の通りに並んでいる。

気の良いオヤジがコップを貸してくれた。タイ・バンコクを満喫する。

場所はBTSサパンクワイ駅から歩いて3分。大きな通りをはさんで「ビッグC」の反対側にある。

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タイの親子殺し2008.12.04

五郎:ソムチャイさん、タイと日本の暮らしや子供たちの話をしてきたけどね、読んでくれた人からチョット異議

 あり、というか「少し違うよ」って投書があったんだ。

ソムチャイ:どんなことですか?

五郎:最近、日本でよく起きている「親殺し」や「子殺し」のシビアなテーマだね。

ソムチャイ:そうですか。どんな意見ですか?

五郎:ソムチャイさんはタイではそういう事件を聞いたことがないと言ってたけど、タイにも結構あるよ、たとえ

 ばゲームを禁止されたというだけで親を殺してしまった事件とか、男女関係のもつれで相手を殺してしまった

 りと、タイ人は国民性として結構激しい・・・って。

ソムチャイ:そうですか。まあ、確かに新聞記事になったりすることがあってそういう事件が全くないとは言えな

 いですね。私がそういう事件をあまり聞いてないからタイには親子で殺しあうようなケースはないと言ったの

 かもしれません。

五郎:私がタイに赴任していたころもあまり聞いたことはなかったけど、どんどん状況は変わっているんだろう

 な。こういうものは社会・経済の近代化とともにやって来る。タイは近代化の遅れている部分と進みすぎてい

 るくらいの部分とがまぜこぜになっているからな。

ソムチャイ:国政選挙や地方選挙で殺し合いがあった、なんて話はよく聞きます。

五郎:そうなると、選挙も命懸けだな。

ソムチャイ:借金の返済ができなくなった人を、探し出してきて殺すなんてことも聞いたことあります。

五郎:自分の意思を通すために「暴力」や「殺人」の手段に出るというのは人間のしぐさとしては最低だ。

ソムチャイ:社会や人間が未熟な場合は「暴力」や「殺人」なんかが多いのでしょうか?

五郎:まあ、そうだろう。タイであろうと日本であろうと人間の行為としては最低だ。

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日本の不思議・・・タイ人は見た(その3)2008.11.06

五郎:ソムチャイさんが日本へ来て驚いたこと、他にどんなことある?

ソムチャイ:やっぱり、電車ですね。

五郎:すし詰め、ぎゅう詰め・・・満員電車。

ソムチャイ:それも驚きましたけど、満員電車の中で口論している人がいました。それも、踏んだとか、踏まな

  いとか、髪の毛に触ったとか、触らないとか、あの謙虚な日本人が何でこんなつまらないことで・・・と思うよう

  なことが原因でした。

五郎:良くあるんだ、そんなの。タイではそんな場合どう?

ソムチャイ:タイ人はできるだけ争いごとにならないようにする人が多いですね。「マイ・ペン・ライ」で話が終わ

  ってしまうことが少なくないです。「いいよ、いいよ」「問題ないよ」みたいな意味ですけど。

五郎:電車の出来事で、他の事は?

ソムチャイ:電車ではないかもしれないんですけど、新宿駅でした。電車に間に合うかどうかというタイミングで

  階段を駆け上がって来る中年の女性がいました。私は脇で、乗れるのかな・・・?なんて思っていましたど、

  階段を下りてくる人に対して「ホラ!ドケ!ジャマダ!」とどなり声出して突き飛ばしたのには驚きました。

五郎:女だかカンナだか分らないのが時々いるからな。

ソムチャイ:いつだったか、千葉の船橋というところへ行った時です。改札で切符を買っていたら、女性と男性

  が隣の「券売機」のところに来ました。さあ、切符を買おうとしたら、男性が「財布忘れた!!」と言いました。

  女性が「バカ!グズ!お前はいつもそうだ!すぐ取ってこい!」と言って男性の頬を平手で殴りました。

  腰が抜けそうになりました。

五郎:ハハハッツ。それはナカナカ。私も見たかったよ。でも、きたないコトバ使いだな・・・!

ソムチャイ:優しくて、静かで、知性があって・・・と想像していた日本女性のイメージが総崩れです。

五郎:タイではそういうことはない?

ソムチャイ:あります。家の中では。

  でも手を出すのは男性で、女性が手を出すことはありません。タイ人の男は未だ、野蛮なところがあります。

  コトバも男は汚い言葉つかうことあります。

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朝粥(その3・・・番外編)2008.10.24

日本人の旅行好きは世界に冠たるものだ。

世界中で日本人のいない観光地はないし、地球上で日本人が一人も来たことのないところも

ほとんど残っていない。ヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカ、エベレスト、北極点・・・。

うまいものを求める探究心もドンドンと高まっている。テレビのグルメ番組も多い。

料理を作る方ではフランス、中国には負けるかもしれないけど、

こと、「食べること」に関しては見劣りしない。

旅と食、それに気さくな外国人がそろえば満足度は否が応でも高まる。

 (紹介のこの店には名前がない。場所は地図を参照・・・。)

 意地でも一度行ってみたい方、納得のお粥です。ただし、朝の10時ごろまで)

 

 店はやはり「おかみ」のシキリとアイソにかかっている。

このお母さん、笑顔が素敵で店は朝6時からにぎわっている。

後ろで黙々と働いているのは亭主。ナカナカのハンサムだ。

      バイクで食材を運ぶのも亭主の仕事。

オカミ自慢の店はパーム椰子の葉で葺いた屋根にビニールシートを掛けてある。

日本人と知ると、アイソは一段とアップする。朝から食事に来る客も何かと話しかけてくる。

 「ヤッパリ、女は愛嬌が大事だよね・・・日本ではもう何年も見てないな」と独り言。

場所:チュンポン県ランスワン郡国道から100m入ったところ。

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