五郎:ソムチャイさんはカラオケには行かないの?
ソムチャイ:行きません。好きではないし、行くと家内が口をきいてくれなくなります。
五郎:チャンポンさんは家で飲むほうだから、カラオケ屋には行きませんよね。
チャンポン:そんなに馬鹿にしたもんじゃないよ。行ったことはあるね。だけどあそこは酒飲んだり歌ったりする
とこじゃない。
ソムチャイ:えっ?・・・・何するんですか?
チャンポン:何するって、あんた・・・、何するんだろうな?
五郎:歌を歌うんです、歌を!
タイの人はカラオケが好きですよね。
チャンポン:歌は嫌いじゃないね。一人が必ず、2曲続けて歌う。それが、たいてい下手でね。聞いてられない
のが多い。それなのに、お構いなしに歌うから、ほとんど騒音だよ。あそこは。
サムットサコーンあたりは田舎だけど、KARAOKE屋には不自由しないね。
ソムチャイ:へ〜え、そうですか。
チャンポン:だけど、タイのKARAOKEには女連れで行けないな。騒々しいだけじゃなくて、若い女の子が寄っ
てきて・・・ワンドリンク50バーツとか・・・ひどいとこは100バーツとか・・・。
五郎:チャンポンさん、家で酒飲んでるって言う割には外のこと詳しいですね。
チャンポン:五郎さん、わしゃね、聞いた話だよ。人から・・・。
五郎:ソムチャイ:???????
チャンポン:日本のカラオケはどうなってるんだ?
五郎:歌うだけ、ですね。ともかく、ひたすら時間の限り、メイッパイ歌って終わり。
人が歌っている時は自分が次に歌う歌を探しているから、人の歌は聞いちゃいない。
上司と行った時とか、取引先の方といった時は義理で拍手するけど・・・。
チャンポン:日本はお酒を飲んでも、カラオケ行っても何か寂しいですねえ。
五郎:チャンポンさん、そうは言いますけど、カラオケは日本が生んだ世界の文化です。 シュン・・・。