タイランド情報

逮捕に抵抗して車内に一日籠城2012.05.14

【タイ】反タクシン元首相派の市民団体「民主主義のための市民同盟(PAD)」の支持者数千人が2008年11、12月にバンコク郊外のスワンナプーム空港とドンムアン空港を占拠した事件で、タイ警察は12日、PAD幹部のカルン元上院議員を東北部ブリラム県の自宅前で逮捕しようとした。しかし、カルン氏が自家用車のピックアップトラックの車内に立てこもった上、PAD支持者数十人が周囲を固め、逮捕に抵抗。警察は翌13日、警官約200人を動員してPAD支持者を排除し、カルン氏が乗ったピックアップトラックをクレーンで吊り上げ6輪トラックの荷台に乗せ、バンコクの警察本部に搬送した。警察本部に到着後、カギの解錠に成功し、カルン氏を逮捕した。
(news clipより転載)


〈民主主義のための市民同盟(PAD)〉  タクシン政権(2001―2006年)当時の2005年に中国系2世のタイ人実業家ソンティ氏が設立。タクシン氏の王室への不敬、汚職疑惑などを追及し、2006年に数万人規模の街頭デモをバンコクで連続開催、政治機能を麻ひさせ、同年9月の軍事クーデターによるタクシン政権追放を呼び込んだ。  2007年末の総選挙でタクシン派が政権に復帰したことから活動を再開し、2008年8月から同年12月まで首相官邸にあたるタイ首相府を数千人で占拠。11月下旬からバンコクの2空港も占拠し、タイの空路交通を遮断した。空港占拠中の12月に憲法裁判所がタクシン派与党を解党、反タクシン派の民主党を中心とするアピシット政権が発足したことから活動を停止した。  2011年になり、カンボジアとの国境紛争への対応などを口実にアピシット政権への対立姿勢を明確にし、同年1月下旬からタイ首相府前で座り込みの反政府デモを開始。2008年同様、クーデターによる政権打倒を支持するなど、一部特権階級の代弁者的な主張を行った。同年7月の総選挙では投票ボイコットを呼びかけた。  PADはタクシン氏の権力拡大や民主主義の浸透を危ぐした特権階級の影響下にあるとみられる。タイ王室の支持を受けていると主張し、シンボルカラーはプミポン国王の誕生日の色である黄色。2008年10月にPADのデモ隊が国会議事堂周辺で警官隊と衝突し、支持者の女性が死亡した際には、シリキット王妃が葬儀を主宰した。
(この項newsclipの解説より引用)

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