
五郎:ソムチャイさんが体調壊して「タイ・日 文化トーク」が
できなくなった。 しばらくお休みして、私が30年近くタイと
日本を往復して感じじている タイ人と日本人の様々な違
いを独断・偏見を交えて発表し、ソムチャイさんの早期
復帰を待ちたい。
・・・名づけて「比較民俗学的考証」
第6話・・・数
日本:引き算ができるし、計算が速い。
掛け算九九はほとんどの人ができる。
目標が決まったら、目標から手前・手前と出発点に戻る。
つまり、目標から出発する。
タイ:足し算はできるけど、引き算は苦手。
掛け算九九はできなくても恥ではない。
目標へ向かう時は出発点から考える。
総括:日本人の頭の中には「9」が潜在していて572円の買い物して1000円で払えば
428円のオツリと暗算ですぐ出る。
タイ人は572円に先ず「8円」と言い、次に10の位を「7・8・9」と足し、
100の位を「5・6・7・8・9」と足して、
「ハイ、1000」と言ってオツリを出す。
日本では計算が速いのは能力が高いと評価される。
タイでは大きなウェートを占めない。
心は・・・日本人がオツリを引き算で計算するのは頭の中に決まった方程式があるからで、
目標に向かう時、到達点から考えるのも同じ思考である。
一度決めると変更がしにくい、すぐに硬直化する傾向がある。
応用が利かない。
タイ人はマイナスの思考が少なく、計画や計算は苦手。
足し算方式で行き当たりバッタリだが、暗くならない。
1000円持っていて、500円使うと
日本人は「あと500円しかない」と思い、
タイ人は「あと500円もある」と思う。