五郎:ソムチャイさんが体調壊して「タイ・日 文化トーク」が
できなくなった。 しばらくお休みして、私が30年近く
タイと日本を往復して感じじている
タイ人と日本人の様々な違いを独断・偏見を交えて発表し、
ソムチャイさんの早期復帰を待ちたい。
・・・名づけて「比較民俗学的考証」
第10話・・・謝罪
日本:先ずは謝罪を優先する。
国民の多くが謝罪を求める。
「ごめんなさい」を言ってから言い訳を言う。
タイ:滅多なことでは謝らない。
自分の非は容認しない。言い訳に知恵を働かす。
非を認めると責任の追求を受けるから抵抗する。
総括・・・タイ人は非を認めることが責任を取ることを意味し、損害を償う事につながると考える。
その方程式は避けたい。
上手に言い訳しているうちに、事がアイマイになり、ウヤムヤとなるのを期待する。
日本人は誰もが先ず謝罪を求める。
失敗した側はともかく謝っておいた方がトクと考える。
頭を下げながら 時間の経過を待つ。
失敗を恥じ、責任を果たすために腹を切った日本人がいたのは江戸時代までか、明治までか、太平洋戦争敗戦までか・・・。
心は・・・タイ人も日本人も責任回避には全力投球。
同じ間違いは何度も起き、責任は取らない。
社会的地位、ポジションが高くなるほどその傾向は強まる。
写真1.・・東電勝俣会長の初の謝罪(当時) 清水社長は体調不良で現れず。
2011年5月4日、福島県あだたら体育館での避難住民による「土下座要求」と清水社長の土下座は有名。
最近の写真2.・・・2013年4月10日、東電は汚染水の漏れが発覚して謝罪
4月6日には「問題の発生に対する感度が鈍かった」と謝罪、
4月8日には貯水槽からの汚染水の漏れで福島県漁連に謝罪、
最近の写真3.・・・2013年3月29日、汚染水の地下貯蔵設備からの汚染水漏れを謝罪(広瀬社長、相沢・石崎両副社長)
3月23日、ヨウ素の基準値超えが発生して謝罪したばかり。