大阪よどがわ生協は今年既に2回の訪タイ団をタイの産地に派遣していますが、
7月27日〜30日、第3陣の訪タイ団がタイのバナナ産地を訪問しました。
初日の27日、バンコク・スワナプミ空港に早朝4時に到着いした一行は少し早い
朝食を空港内のレストランで済ませ、国内線に乗り継いでスラタニ空港へ向かいました。
スラタニ空港からは車で約1時間半北上、最初の訪問先スラタニ国境警備隊小学校へ向かいました。
この小学校は生徒の学業の一環として養豚や果物・野菜の栽培など農業体験を取り入れている小学校で、
トンカーワット農民会の「次世代農家育成プロジェクト」に共鳴して提携しています。
5年生・6年生30名を中心として先生方と農民会とが側面したプロジェクトです。
訪問した一行は先生方や子供たちを懇親・交流し、用意された30本あまりのバナナの苗を
一緒に定植しました。
国境警備が公務ですが、ここは地域のなくてはならない小学校の機能を持っていて
先生方も子供達も礼儀正しく明るい感じです。
別れを惜しみながら一行はトンカーワット農民会のバナナパッキング場視察に向かいました。
パッキング場では丁度入荷・パックの真っ最中で、入荷から洗浄・感想・シール貼り・梱包に至る
工程の説明を受けました。その後、昼食を済ませてターチャナ地区の生産者ソンポンさんを訪問しました。
ソンポンさんはこの度選ばれて秋のよどがわ生協訪問予定の生産者です。
圃場ではバナナ作りの面白さや楽しみ、苦労話などソンポンさんは熱心に語りました。
新築なった立派なお宅で懇親会、良い交流となりました。
ソンポンさんのお宅を後にして、同じターチャナ地区のウィラキットさんの圃場を訪問、
ウィラキットさんは無農薬栽培のホムトンバナナを作るのは初めてとのことでしたが、
ゴムの幼木の間に6,000本のバナナを栽培中(定植後3ヶ月)でした。
ターチャナ地区からさらに1時間半を北上、途中の浜辺のレストランで夕食をとりながら
トンカーワット農民会の幹部と交流しました。ホテルにチェックインしたのは9時過ぎ。
大阪を出発してから時差の2時間を入れ、23時間の長い行程でした。
よく28日、早朝スラタニ空港に戻り、国内線でバンコク・ドンムアン空港へ。
ドンムアン空港からは車に乗り継いで新しい産地のサラブリ地区を訪問。
サラブリに着いたのは午後1時半でした。
食事をしながら生産者のリットさん(2014年、よどがわ生協総代会に列席)と交流しました。
休む間も無く、リットさんも交えてPTJ自社農園、新規登録圃場などを訪問し、
担当のスタッフに栽培場の幾つかの質疑応答をしながら更にヌグンさんの圃場へ。
ヌグンさんの圃場では小舟に乗って圃場内を視察しました。
サラブリからは車でバンコクのホテルへ。バンコクでの夕食は7時半でした。
二日連続したハードなスケジュール、お疲れ様でした。
29日は市内観光とショッピングです。
疲れをまったく見せない一行はこの日もお寺の訪問、モールやスーパーマーケット、夜店と精力的に
歩きました。随行のスタッフはバテバテだったのでは・・・