今年最後となる3度目の産地交流のため9月27日から10月1日にかけてよどがわ市民生協の職員8名が、タイ南部トゥンカーワット農民会へ訪問しました。バンコク・スワンナプーム空港に朝の4時に到着、朝食を済ませた後に国内便にて南部へ移動。スラタニ空港へ到着後、更に車で1時間程移動をし、ようやく産地に到着しました。
トゥンカーワット農民会作業場では、バナナのパッキング体験をしました。
トゥンカーワット農民会では、農業後継者が減少傾向にあります。そこで、次世代の農業を担っていく子ども達を支援する目的で2012年から「次世代農家育成プロジェクト」を行っています。
よどがわ市民生協では、組合員が購入したバナナの代金の一部を「次世代農家育成プロジェクト」への支援としています。今回は、プロジェクトの進捗状況の報告がありました。
その後、圃場の視察へ赴き、昼食は日本へ訪問予定の生産者宅でいただきました。辛い食べ物が苦手な方が多かったのですが、ゲーンキアウワーン(グリーンカレー)が大人気でした。他の圃場でも生産者から手厚い歓迎を受け、どこに行っても自家製のお菓子や飲み物、農作物をいただき、常にお腹が一杯な中での圃場視察となりました。
夜は、タイの生産者と交流会を行いました。生産者がどの様な思いを持って日本へバナナを届けているか、どの様な苦労を乗り越えて栽培に取り組んでいるか、視察を通して知る事が出来たかと思います。
翌日はタイ中部のサラブリ県へ移動。作業場の視察、生産者と交流をしました。
これから苗を植える圃場や収穫間近の圃場、南部とは違った造りの圃場を見て、一言でバナナ栽培と言っても様々な方法があるという事を知る良い機会になったかと思います。
前回、今回の視察で職員の方々がおっしゃっていた事は共通しており、「栽培過程を間近で見る事によってホムトンバナナが出荷されるまでの努力や苦労を知る事が出来た。生産者が頑張って作ったバナナを組合員の皆様に沢山お届けしたい。」という事です。
お互いの想いが一つになる素晴らしい交流を今後も継続して続けていきたいと思います。
参加者の皆様、お疲れ様でした。