タイランド情報

誘惑・・・その12010.04.01

ソムチャイ:タイの男は総じて女性関係にだらしがないからあまり好きじゃないです。

五郎:ソムチャイさんは日本人の奥さんもらって、手も足も出ないからな・・・。

ソムチャイ:そんなことはないです!

  それとこれとは別なんです、五郎さん。

五郎:何を怒ってるの。

ソムチャイ:今、タイでは空前の建築ブームなんですね。

 私の近所でも日本式の建売住宅があちこちで建てられています。

五郎:そう言えばバンコク市内のマンションブーム、すごいらしいね?

 実際、入居してくる人いるのかな?

ソムチャイ:一種の「建築バブル」状態なので、2・3年したら大変だと思います。

 今日はその話なんじゃないんです。

 私の近所で建て売り住宅の建築が進んでるんですけど、そこの現場監督のことなんです。

五郎:何か起こったの?

ソムチャイ:手当たり次第に女性に声かけて、近所のオバサンまで声かけられた

 って話です。

五郎:フムフム。

ソムチャイ:私も知っている男でニヤケたタイプのいやな男です。

五郎:博愛主義者、人だすけ、ボライティア精神の人じゃないの?

ソムチャイ:ちゃかさないでください。

 結局誰も相手にしなかったんだけど、私は隣の町でバッタリそいいつの車に

 めかしこんで乗っている女性を目撃しちゃったんです。2人で遊び(?)に出るところ

 でした。

五郎:フムフム。

ソムチャイ:その相手になった女性は、建築現場に夫婦で仕事に来ている人で・・

 何か頭にきましたね。

五郎:フムフム。

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タイのハンディキャップ2009.12.30

五郎:交通事情についてはしばらく話し合ってないね。

ソムチャイ:そうですね、五郎さんと色んなおしゃべりしている間に世の中が激変しちゃって・・・、

  世間話をダラダラしていていいのかなあ・・・なんて。

五郎:ソムチャイさんは本当にタイ人らしくないね。

  世の中がどう動いてもいつもの暮らしをしている、ってのがタイ人じゃないの?

ソムチャイ:人によりけり、です。私は心配症で苦労性です。それにタイ人には珍しいネクラです。

五郎:空港が占拠されたり、円高になったり、株価が暴落したり、タイと日本の首相が

  コロコロ変わったり、オバマが大統領になったり・・・かい?

  それで困っている人もいるだろうけどね、もう少し落ち着いて静かに考えてみようじゃないか?!

  って言いたいね。地に足をつけた暮らしだよ。

ソムチャイ:そんなノンビリしたこと言ってられない状況じゃないですか。日本でも職を失った人や

  住むところがなくなった人もいるとか。

五郎:まあ、そう急かないでも良いんじゃない!それも人生だよ。

  仕事があって、住むところも心配なく、病気もしないでピンピン健康、夫婦・家族は仲良く暮らし、

  会社の事業は順風満帆・・・、そういう姿でなきゃあ不正常かい?

ソムチャイ:五郎さんは自分がそれなりに暮らしていられるから、そんなこと言ってられるんです。

五郎:季節と言えば春ばかり、山川草木平穏で、嵐もなければいがみ合いもなし、殺したり

  殺されたりもしない。そういうのは自然界の法則に反するんだよ。

  そんなことよりネ、タイと日本では電車で席を譲る対象が違うの知ってる?

ソムチャイ:知ってます!

  五郎さんは急に話をかえるから。タイで一番大切にされるのは「お坊様」です。

  日本ではお坊様をあまり見かけませんでしたけど。

五郎:バンコクの地下鉄に乗ったらこんな絵が張ってあった。

  ハンディキャップではないけど、タイと日本での優先順位の違いを垣間見たね。

日本の順位に出てこないのは「坊さん」と「子供」だね。

   日本ではその代りに「けがをした人」と「子供を連れた母親」が登場する。

ソムチャイ:そんな話をしていて、良いんでしょうか???

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キャフェテリア・・・オンヌット2009.12.16

バンコク市内に限らず、デパートやモールにはキャフェテリアがほぼ定番で出店している。

BTSのターミナル「オンヌット」駅に隣接する『TESCO』もその例外ではない。

1階の広いスペースをとって学生食堂風のカフェテリアがある。

おかずをご飯に乗せてもらう。20バーツ前後で飲み物は10〜15バーツ。

種類が多いので、選びがいがあるし、味はそこそこ・・・。

家族連れ、外国人、ビジネスマン、涼みがてらの人・・・、さまざまでバンコクらしい景観だ。

食事を済ませて、パソコン持参でいつまでも涼しみながらゲームをしている人もよく見かける。

少し面倒なのはあらかじめ「クーポン」を買って食べ物・飲み物を買わなければならないこと。

残ったら、またクーポン売り場でキャッシュに戻す。

先日、滞在ビザの更新で政府新庁舎(チェンワッタナ・ソイ7)に出向いた。

広々とした1階スペースに大きなキャフェテリアが2軒オープンしていた。

主としてお役人さんを目当てにしているのだろうが、大盛りで品揃え豊富、値段が安い・・

少し遠いけど、用事のある時はのぞいてみるのも面白い。

早朝8時からギンギンに開店している

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シティートレイン2009.12.09

ソムチャイ:五郎さん、空港電車に乗ったんですって?

五郎:乗った、んじゃなくて「乗りに行った」んだ。

ソムチャイ:五郎さんはすっかりタイ化してますね。

五郎:ははは、そうですかね。

   大勢来てたな・・・家族連れで来ていた人も多かった。間違えて電車に乗っちゃった外国人旅行者

   もいたな。

ソムチャイ:どんな感じでした。

五郎:試運転さ。さすがにタイだね、試運転に人を乗せて「試運転」するんだからね。

ソムチャイ:何言ってんですか!?自分は乗りに行ってんじゃないですか!!

五郎:まあ、写真を見てくれ、こんな感じだった。

ソムチャイ:いつからオープンですか?

五郎:駅の関係者に聞いたら来年(2010年)6月、と言ってたけど実際は誰も知らない。

ソムチャイ:料金はいくらになるんでしょうね?

五郎:誰も確定的なことは知らないね。噂では空港から市内まで150バーツだってさ。

ソムチャイ:乗り継ぎがあまり良くないですね。

五郎:マッカサン駅で地下鉄のペッブリ駅、BTSとはパヤタイ駅でつなぐそうだ。

   だけど、未だ連絡通路など仕上がってはいないね。いつになるんだろうな・・・?

ソムチャイ:国王の誕生日を記念して12月5日(国王誕生日)と6日、7日だけ

   市民にオープンにしたんですね。

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ランチョン・ストリート・・・22009.10.22

バナナを食べるとき日本人はつるりと一皮とむいて、そのまま食べます。

タイでは焼いたり、煮たり、味付けしたり、煮物に使ったり・・・、

バナナは用途の広い食材です。

種類も豊富で、観賞用バナナまでいれると100種類を超えるそうだ。

ここ、ランチョンストリート(その2)の真ん中、焼きバナナ姉妹店は大繁盛。

バナナ屋を背にするレストランの中はほぼ、満席状態。

近くの会社に勤めるサラリーマン、オフィスレディーでいっぱいだ。

焼きバナナ屋さんを挟んで反対側の道路、

クイッティアオ、カオマンガイ、おかず屋、炒飯、タイカレー・・・何でもありだ。

値段は大抵のものが30バーツ〜40バーツ。程よい料金で食べられる。

さらに、反対側にはクイッティアオ屋さんが店を出している。

店の看板にはクイッティアオの種類がいくつも書いてある。

ヌア・ナムトク、ムーナムトク、ムートムヤム、ムーナムサイなどなど。

イサーン名物ソムタムはもちろん、お好みで何でも作る・・・とか。

場所はBTSサラデーン駅前、セントラルデパートの裏出口を出たところ。

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早熟社会・・・その22009.09.15

五郎:タイでは家族関係が濃いというか、お互いに助け合う関係が強いように思うけど、

  どうだろう?

スワンニー:それは言えます。家族をとても大事にしますね。

ソムチャイ:家族の境界がはっきりしない・・・というのもあります。どこまでが家族なのか!

五郎:たとえばどんな場合?

ソムチャイ:それは前にも話し合ったことがあります。

  それよりも私は、家族の中に入り込んでくる「非家族」が日本とは格段に違うと思います。

五郎:家族の中の「非家族」って難しいね。

スワンニー:そういうこと、良くあります。

  私の叔父は村で雑貨屋さんやってますけど、とても大家族です。

  というか、家族じゃない人が家族の中に入ってますね。

五郎:分からないな〜!?どんな感じで?

スワンニー:高校生だった娘さんがお友達の同級生を家に連れてきたんです。

  何回か泊っていくようになって、とうとう居ついちゃったんです。

  ところが、その同級生は同性なんだけど、女を好きな女の人なんです。

五郎:ということは、世の中で言う「レスビアン」?

スワンニー:どう言えば良いのか私にはわかりません。

  その女性は、言葉は「オトコ言葉」ですし、服装も態度もオトコのようにしています。

五郎:他の家族はどうしてるの?

スワンニー:お母さんは反対なんだけど、当人には何も言わないですね。

  叔父も何も言いません。兄弟たちは無視している感じですけど、

  食事はいつもみんな一緒ですし・・・、高校から続いていて娘さんはもう大学生です。

五郎:その「居座り」・・・?の女性はいつもは何してるの?

スワンニー:雑貨屋さんの手伝いしたり、何となく・・・。

五郎:その女性の両親はどうなってんだろう?

スワンニー:何も言ってこないし、家は分かってるけど両親同士は行き来がないですね。

ソムチャイ:家族の中に同居する「非家族」は日本でも昔はあったって聞いたことありますけど。

五郎:日本は「核家族」を通り越して「原子家族」(夫婦二人やらひとり暮らし)になっちゃった。

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早熟社会・・・その12009.08.17

五郎:スワンとは久しぶりのような気がするけど・・・。

スワンニー:私も何かと忙しくて、バンコクまではなかなか出てこれませんでした。

ソムチャイ:五郎さん、スワンニーの「叔母」がしばらく具合悪くて入院してたんです。

   その世話やら何やらで。

五郎:それは失礼した。見舞いも行けなかったけど、どんな具合?

スワンニー:もう、大丈夫です。一時的なショックで、体調が悪かったみたい。

五郎:ふ〜ン。あまり、聞かない方が良いのかな?

スワンニー:かまわないです。

   叔母は子供が二人いて、上が18歳、下が15歳です。二人とも女の子。

   叔母が入院した原因は下の子のことです。

   15歳で、子供が出来ちゃったんです。一時は錯乱状態でした。

五郎:15歳か・・・!ちょっと、キビシイね。

ソムチャイ:スワンニーの叔母はご主人とはとっくに別れて、ひとりで子供を育てて来たんです。

   下の子の赤ちゃんまでは世話できない・・・って。

五郎:女だけでは子供はできないだろう?相手はどうしたんだ?

スワンニー:逃げちゃった。

   私はタイの男は嫌いです。相手が妊娠しても責任を取らないんだから。

ソムチャイ:と言うか、相手も責任が取れるだけの収入もない。ちゃんとした職に就いてないんだ。

五郎:生まれてくる子はどうなるんだろうな?

スワンニー:未だ、何も決まってない状態です。

五郎:それに似たような話を前にしたことあるけど、タイは総じて早熟かな?

スワンニー:私は・・・、根っこのところに「女性蔑視」があるように思います。

   責任を取らない男を、タイの社会が許しているようなとこがあると思うんです。

五郎:身近で問題が起きると、社会の矛盾が鮮明になるな・・・。 

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お菓子・飲料・・・究極の屋台2009.05.27

ランスワン駅はチュンポン県ランスワン郡という片田舎の街外れにある。

マレー鉄道が走る半島のタイ側南部に位置する。

(左手はバンコク方面、右手はクアラルンプル方面)

駅の売店は2か所。プラットホームに2店(飲料と食べ物)、構内に一ヵ所。

パック入りの食べ物(何でもそろっている)は15バーツか20ばーつ。

列車に乗る前に買い込んで、ゆったりと走る汽車の中で食べる。

ランスワン駅の改札。もうすぐ列車は来る予定だけれど改札は未だ始まっていない。

プラットホームは陽がさして暑いから、乗客のほとんどが入口のベンチで列車を待つ。

マレー鉄道の旅をした人は結構いるはずだが、この街を知る日本人は少ないのではないか。

小さな静かな町だ。

 マレー鉄道は

シンガポールからマレーシアをほぼ縦断して、さらにバンコクを経由、チェンマイまで行ける。

3等車がお勧めだ。・・・冷房はない、座り心地は悪い、お客がうるさいと全部揃っている。

だけど、においがある。風がある。人がいる・・・。

旅に何を求めるかにもよるが、「時間はあるけどお金はない」と言う人にはこの鉄道は

たまらない。銀河鉄道999だ。

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病院・・・その52009.05.25

ソムチャイ:ところで、入院した同僚の彼はどうなったんですか?

五郎:だいぶ前の話だから、細かなことは忘れたけど、ともかく上司をホテルに送り届けて

  病院へ様子を見に戻ったと思ってくれ。

ソムチャイ:病室には入っていたんですか?

五郎:それは、もちろん。上司を送る前に病室を決めたからね。

  だけど、病室に戻ってみたら驚いたね。

ソムチャイ:・・・?

五郎:彼の家族がみんな来ている。

ソムチャイ:それは日本も同じでしょう?

五郎:う〜ん。 ちょっと、違うかな。

ソムチャイ:・・・?

五郎:彼はタイの女性と結婚していて、子供もいる。

  その子供たちに、ばあちゃん、妹、嫁さん・・・みんな病室にいて、

  もう、10時は過ぎていたと思うけど、彼の病状もスッカリ回復しててネ、子供たちは大喜びで

  はしゃいでる。ばあちゃんは床にゴザ敷いて、掛け布かぶって寝ている。嫁さんはさて、どこに寝たか・・・。

ソムチャイ:何かおかしいですか?それ。

五郎:そこだよ、そこ。日本の病院で家族みんなが楽しく一泊して帰るなんて・・・考えられない。

  タイのキャパの大きさだね。禁止事項がとても少ない。日本の病院は禁止事項だらけだ。

  タイでは公の場所がプライベートの場所と入り組んでいて、境目がぼやけている。

ソムチャイ:そうですかね。

五郎:犬を見てみな。日本の犬は首に「輪」をはめられている。狂犬病の予防注射の鑑札つけてる。

  門には「犬」の標識が貼ってある。散歩に行けば「フン」は飼い主が片付けるのが原則だ。

ソムチャイ:・・・。

五郎:タイで首輪はめている犬をまず、見たことないね。タイの友人のお宅に遊びに行ったら、

  犬が5・6匹いた。「みんな飼ってるの?」って聞いたら、自分のとこの犬は1匹だけと言うんだ。

  あとは、他の家の犬だか野良犬だか分からないのが、うちに来て飯食ってる・・・、って。

ソムチャイ:タイでは不思議でないですね。

五郎:そうなんだよな。最初は何で「不思議じゃない」のか分からなかった。

  バンコクの市内を歩くと、犬のフンがアチコチに落ちている。迷惑千万だけど

  犬を始末しろ、という声はない。受け入れキャパがでかい!!

  つまりだよ、タイではすべてのことに「明確な境界線」が引かれてないし、引こうとしていない。

ソムチャイ:何事もハッキリさせない、と言うのはありますね。

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焼きトウモロコシ・・・スティサン2009.05.14

焼きトウモロコシは日本ではところによって「呼び名」が違う。

管理者の田舎では単に『モロコシ』という。北海道では『トウキビ』というらしい。

タイ語では『カオポーッ』 

手前に「やきいも」があって、こっちが主役のような顔で並んでいるけど、今回はトウモロコシが主役。

籠に入れて立ててあるのがミソ。寝かせて置いてはいけない。

ビールのおつまみに「焼きトウモロコシ」は合うのか?って。

これがどうしてどうして、なかなかオツな味でビールが進む。

焼いてあるのに、コゲメがない。それに、皮ごと焼いてあるから、

食べきれないときは皮ごと冷蔵庫に入れておき、明日また楽しめる。 味が劣化しないのだ。

タイの暑さの盛りは4月と5月だが、この日は2052年4月24日。

半端な気持ちじゃ、この商売できない。

「笑顔を頼むよ・・・」といったけど、

「笑ってるでしょ!」 

「もう一回!」

「早く撮ってよ、暑いんだから」

やっと、彼女らしい笑顔をくれた。場所はスティサン通り。セブンイレブンの真ん前で

彼女の背中にはギラギラと容赦ない日差しが、前にはカンカン熾きた炭火の熱風が・・・。

自分は車道にいて働き、リヤカーは歩道に乗せてある。

「焼きトウモロコシ」も「焼きイモ」も一本12バーツ。

決して高くはない値段と思うけど、どうでしょう?

       

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