タイランド情報

タイの親子殺し2008.12.04

五郎:ソムチャイさん、タイと日本の暮らしや子供たちの話をしてきたけどね、読んでくれた人からチョット異議

 あり、というか「少し違うよ」って投書があったんだ。

ソムチャイ:どんなことですか?

五郎:最近、日本でよく起きている「親殺し」や「子殺し」のシビアなテーマだね。

ソムチャイ:そうですか。どんな意見ですか?

五郎:ソムチャイさんはタイではそういう事件を聞いたことがないと言ってたけど、タイにも結構あるよ、たとえ

 ばゲームを禁止されたというだけで親を殺してしまった事件とか、男女関係のもつれで相手を殺してしまった

 りと、タイ人は国民性として結構激しい・・・って。

ソムチャイ:そうですか。まあ、確かに新聞記事になったりすることがあってそういう事件が全くないとは言えな

 いですね。私がそういう事件をあまり聞いてないからタイには親子で殺しあうようなケースはないと言ったの

 かもしれません。

五郎:私がタイに赴任していたころもあまり聞いたことはなかったけど、どんどん状況は変わっているんだろう

 な。こういうものは社会・経済の近代化とともにやって来る。タイは近代化の遅れている部分と進みすぎてい

 るくらいの部分とがまぜこぜになっているからな。

ソムチャイ:国政選挙や地方選挙で殺し合いがあった、なんて話はよく聞きます。

五郎:そうなると、選挙も命懸けだな。

ソムチャイ:借金の返済ができなくなった人を、探し出してきて殺すなんてことも聞いたことあります。

五郎:自分の意思を通すために「暴力」や「殺人」の手段に出るというのは人間のしぐさとしては最低だ。

ソムチャイ:社会や人間が未熟な場合は「暴力」や「殺人」なんかが多いのでしょうか?

五郎:まあ、そうだろう。タイであろうと日本であろうと人間の行為としては最低だ。

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日本の不思議・・・タイ人は見た(その3)2008.11.06

五郎:ソムチャイさんが日本へ来て驚いたこと、他にどんなことある?

ソムチャイ:やっぱり、電車ですね。

五郎:すし詰め、ぎゅう詰め・・・満員電車。

ソムチャイ:それも驚きましたけど、満員電車の中で口論している人がいました。それも、踏んだとか、踏まな

  いとか、髪の毛に触ったとか、触らないとか、あの謙虚な日本人が何でこんなつまらないことで・・・と思うよう

  なことが原因でした。

五郎:良くあるんだ、そんなの。タイではそんな場合どう?

ソムチャイ:タイ人はできるだけ争いごとにならないようにする人が多いですね。「マイ・ペン・ライ」で話が終わ

  ってしまうことが少なくないです。「いいよ、いいよ」「問題ないよ」みたいな意味ですけど。

五郎:電車の出来事で、他の事は?

ソムチャイ:電車ではないかもしれないんですけど、新宿駅でした。電車に間に合うかどうかというタイミングで

  階段を駆け上がって来る中年の女性がいました。私は脇で、乗れるのかな・・・?なんて思っていましたど、

  階段を下りてくる人に対して「ホラ!ドケ!ジャマダ!」とどなり声出して突き飛ばしたのには驚きました。

五郎:女だかカンナだか分らないのが時々いるからな。

ソムチャイ:いつだったか、千葉の船橋というところへ行った時です。改札で切符を買っていたら、女性と男性

  が隣の「券売機」のところに来ました。さあ、切符を買おうとしたら、男性が「財布忘れた!!」と言いました。

  女性が「バカ!グズ!お前はいつもそうだ!すぐ取ってこい!」と言って男性の頬を平手で殴りました。

  腰が抜けそうになりました。

五郎:ハハハッツ。それはナカナカ。私も見たかったよ。でも、きたないコトバ使いだな・・・!

ソムチャイ:優しくて、静かで、知性があって・・・と想像していた日本女性のイメージが総崩れです。

五郎:タイではそういうことはない?

ソムチャイ:あります。家の中では。

  でも手を出すのは男性で、女性が手を出すことはありません。タイ人の男は未だ、野蛮なところがあります。

  コトバも男は汚い言葉つかうことあります。

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KARAOKE2008.10.09

五郎:ソムチャイさんはカラオケには行かないの?

ソムチャイ:行きません。好きではないし、行くと家内が口をきいてくれなくなります。

五郎:チャンポンさんは家で飲むほうだから、カラオケ屋には行きませんよね。

チャンポン:そんなに馬鹿にしたもんじゃないよ。行ったことはあるね。だけどあそこは酒飲んだり歌ったりする

   とこじゃない。

ソムチャイ:えっ?・・・・何するんですか?

チャンポン:何するって、あんた・・・、何するんだろうな?

五郎:歌を歌うんです、歌を

   タイの人はカラオケが好きですよね。

チャンポン:歌は嫌いじゃないね。一人が必ず、2曲続けて歌う。それが、たいてい下手でね。聞いてられない

   のが多い。それなのに、お構いなしに歌うから、ほとんど騒音だよ。あそこは。

   サムットサコーンあたりは田舎だけど、KARAOKE屋には不自由しないね。

ソムチャイ:へ〜え、そうですか。

チャンポン:だけど、タイのKARAOKEには女連れで行けないな。騒々しいだけじゃなくて、若い女の子が寄っ

    てきて・・・ワンドリンク50バーツとか・・・ひどいとこは100バーツとか・・・。

五郎:チャンポンさん、家で酒飲んでるって言う割には外のこと詳しいですね。

チャンポン:五郎さん、わしゃね、聞いた話だよ。人から・・・。

五郎:ソムチャイ:???????

チャンポン:日本のカラオケはどうなってるんだ?

五郎:歌うだけ、ですね。ともかく、ひたすら時間の限り、メイッパイ歌って終わり。

   人が歌っている時は自分が次に歌う歌を探しているから、人の歌は聞いちゃいない。

   上司と行った時とか、取引先の方といった時は義理で拍手するけど・・・。

チャンポン:日本はお酒を飲んでも、カラオケ行っても何か寂しいですねえ。

五郎:チャンポンさん、そうは言いますけど、カラオケは日本が生んだ世界の文化です。 シュン・・・。

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お酒で女房に逃げられた2008.09.29

ソムチャイ:お酒の話をすると言うことなので、今日は私の近所の方をお連れしました。

五郎:どうも、佐久間五郎と言います。

チャンポン:チャンポン・ベンサクーンと言います。ソムチャイさんの近所で、サムットサコーンに住んでます。

   佐久間さんのことは聞いてました。

五郎:ゴロウで結構です。酒飲みです、ハハハッツ。

ソムチャイ:チャンポンさんもいける方です。

チャンポン:たくさんは飲まないけど、毎日欠かさないね。

五郎:そうですか。私も欠かしたことはないです。それで女房に逃げられました。

ソムチャイ:冗談ですよ。五郎さんは冗談が好きなんです。

チャンポン:いや、信じるね。ワシもそれが元で逃げられそうになったから。

ソムチャイ:奥さんの話では、チャンポンさんは朝からお酒飲んでるって・・・。

チャンポン:それは女房のデマだな。たいていは夕方だよ。たま〜に、朝から飲むことあるけど。

五郎:私は昼からです。ランチの時にビールをちょっと一杯。夕方からは『本格的に』ですかね。

ソムチャイ:タイ人はお酒を飲まない人が多いけど、飲む人は何かキリがないて言うか、だらしがないです。

チャンポン:ガマンすると体に良くないからね。

ソムチャイ:タイでは朝からお酒飲んでいても周りでとやかく言う人もいないし・・・。

五郎:それは良いコトだよ。

  以前デンマークに仕事で行った時、訪問先のカンファレンスで朝からワインやビールが出た。うれしかった

  な・・・そういう文化はうらやましいよ。

  チャンポンさんはどこで飲むんですか?

チャンポン:家だね。

五郎:外では飲まないんですか。

チャンポン:外で飲んでも楽しくない。高いしな。家で家内と話しながら飲んだり、テレビ見てゴロゴロしながら

  飲むのが一番だね。

五郎:良い酒飲みですね。私は外ばかりです。職場の同僚や、上司、部下と飲んだり、接待で取引先の人と飲

  んだり・・・、です。

チャンポン:それじゃあ、くつろげないだろうな。仕事の延長みたいだ。

五郎:仕事が終わった後、同僚とお酒を飲みに行ってまた仕事の話をする。上司の悪口を言ったり、部下をコ

  キおろしたり・・・そうでなければ、ゴルフの話くらいかな。

チャンポン:日本人のお酒は何か気の毒だね。

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赤バス・乗り合いバス利用テク2008.06.26

ソムチャイ:五郎さん「赤バス」利用したことありますか?

五郎:ないね。行き先が分かりにくい。

ソムチャイ:赤バスは「ロット・ソンテウ」って呼ばれてますけど、地域の巡回バスですから、結局乗ったところに

    戻ってきます。行き先間違えても平気ですよ。

五郎:でも、日本人には利用しにくい乗り物だな。巡回ルートも英語表示はないしな。

ソムチャイ:タイ人にしてみれば、赤バスはチョット近所へ行く便利な足です。5バーツですから、気軽に使って

  います。バンコク市内の中心部では見かけませんから、旅行者向けではないですね。なじみが薄いかも

    しれません。 

五郎:タイ人が普段使う交通手段は分かりにくいものが多かったな、赤バスの他にはどんなのアルの?

ソムチャイ:乗り合いミニバス、でしょうか。10人乗りのミニバンを使います。通勤には良く使われています。

  定点から定点の移動で、30分〜1時間程度の距離を走っています。同じスタイルで少し長距離を走るのも

  あります。タイ人は「ロットトュー」と呼んでいますけど。バンコク市内ですと「戦勝記念塔」(アヌサワリー)の近く

  から出る「ロットトュー」が色んな方面に行っていて、良く利用されています。1時間〜2時間、遠いところでは

  3時間近く走るる場合もあります。ホアヒンやチャーアム、バンセン、パタヤなどのリゾートへ向かうものや、

  アユタヤ、ロッブリ、サラブリ、ナコムパトムなどの県に向かうものといった感じで、停車するところは、

  おおむね決まっています。お客が車にいっぱいになり次第、出発します。

五郎:定期便じゃないの?

ソムチャイ:もちろん定期便です。

  日本人の人は定刻に出発しないと定期便だと思わないみたいですけど、タイではお客がイッパイになったと

  きが 「定刻」です。

五郎:その感覚を持つのは日本人には率直シンドイ。理解はできても納得しにくい。 

ソムチャイ:日本の人は気が短くてセッカチだと思います。待つのが苦手な人が多いですね。

  タイ人でも、近くに行くときで、急いでるときは「バイクタクシー」を使います。チョット危ないですけど・・・。

  買い物の荷物があって、近所へ一走り、という時は「トクトク」(三輪自動車タクシー)ですね。

五郎:市内バス、長距離バス、中型・小型バス、ミニバス、トクトクにバイクタクシー・・・、今のところタイは陸路

  が中心かな。

  で、ロットテューの場合で料金いくらくらい?

ソムチャイ:料金は行き先別ですけど、100バーツから200バーツ程度で、帰りも予約しておけば下車したと

  ころから乗ることができるし、運転手が携帯電話持ってますから、番号聞いておけば帰りの予約は簡単にで

  きます。

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乞食暦30年、母は強し2008.06.11

ソムチャイ:五郎さんのお話だと、貧乏はすばらしくてタイは貧乏だから良い国だといってるように聞こえます

  けど・・・。

五郎:違うね。貧しいてのはどういうことかっていう「哲学」を言ってるんだ。

ソムチャイ:チョット理解しずらいです。

  タイ人からすれば「日本人のような生活してみたい」って思う人はいると思いますけど、日本人でタイ人の

  ように暮らしたいと思う人いますか?

五郎:難しい質問だね。タイにいる日本人でも、タイ人のように暮らしてみたいと思っているかどうかは微妙だ

  しな。

ソムチャイ:そうでしょう!タイに遊びに来る日本人は年間で100万人超したこともあるくらいですけど、日本

  へ遊びに行くタイ人は、例え日本に強い憧れを持っていたとしても、少ないですよ。

  タイは乞食が多くても、その乞食が何とか生きていける社会だから日本よりマシとは思えません。

五郎:まあ、そう尖んがるな、ソムチャイさん。

  私が未だバンコクに駐在していたころの話だけど、「Bankok Post」ていう英字新聞取ってたんだ。

  『Out look』っていう別冊があって、ほぼ1ページ使って「乞食の母親」のことが載っていた。

  この人は30年だか40年、バンコク市内の歩道橋の上で乞食をしていた。「私は乞食を始めて、最初に

  橋の上に座った日から今日まで、一日も休んだことはない。雨の日でも、風の日でも同じ場所に、同じ時間

  座り続けてきた。今も座っている。病気ひとつしたことないし、女手一つで息子を二人大学にやった。家も

  建てた。わたしゃあね、子供たちに母の職業を恥じるな、と言ってある」と言うんだ。恐れ入ったね。

  読んでて涙が出たよ。

  日本ではね、「遊んでばかりいるとお父さんみたいになっちゃうよ」って子供を叱る母親がいるそうだ。

  父親に対する尊敬も、働くことに対する畏敬もない。それでも、日本の暮らしが良いと言えるかな?ソムチ

  ャイさん。

ソムチャイ:その新聞記事はひとつの「物語」「ストーリー」で、私はもう一つ納得できません。

  だからと言って、日本のお母さんが父親の職業を蔑視するようなことは賛成できませんけど・・・。

  それとこれは違うように思います。

五郎:何も、亭主をコケにする奥さんを一方的に攻めるつもりはないんだ。日本人の精神構造、心の仕組み

  がおかしくなってきている、と言うしかない。

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日本の不思議・・・タイ人は見た22008.04.30

ソムチャイ:五郎さんが「マンガ」の愛読者だったって言うのは以外でした。

五郎:日本人でマンガの嫌いな人は少ないと思うな。

    動画は「アニメ」として世界に輸出されている。立派な国際ビジネスだ。

ソムチャイ:五郎さんも朝から電車でマンガ読みながら出勤したんですか?

五郎:それは少し違うかな。と言うのは我々の世代はマンガ好きが多いけどあくまでもマイナーな分野だ。

    だから、公のところではマンガは読まないみたいなね、隠れたルールというかな、そんなものがあった。

ソムチャイ:タイ人はマンガを外で読むのは少し恥ずかしいことと思っていますね。

五郎:日本では「恥ずかしい」と言う考えはかなり後退した。マンガに限らずだけど。

  それはともかくとして、他に日本に来たときのショックだった話のほうを聞かせてよ。

ソムチャイ:成田空港からリムジンバスで新宿に着たんですけど、町がきれいなのには驚きました。

  道路にゴミが落ちていない。それと、町を歩いている人が何だかとても忙しげでした。

  みんな恐い顔して歩いている。

五郎:そうだろうな。東京の人は忙しいんだ。

ソムチャイ:それに、お年寄りが多いのには驚きました。年取っても忙しく働くのかな・・・

  聞いてはいましたけど、日本人は本当に勤勉な国民なんだな、なんて。

五郎:まあ、そうだね。実際65歳以上の「高齢者」が2割以上いるからな。

  タイではバンコク辺りでも若者が多いし、ちょっと路地に入ると子供達の歓声が聞こえる。

  東京では子供の声は聞こえないよ。

  ・・・で、それから?

ソムチャイ:自転車が町にいっぱい捨ててあったこと。後で聞いたら捨ててあるんじゃなくて、停めてあるん

  だって。バンコクの市内は自転車禁止ですけど、もしバンコクの市内に自転車があんな風に停めてあった

  ら、すぐになくなります。

五郎:誰かが盗んでいっちゃう!?

ソムチャイ:そうですね。盗むというのは人聞きが悪いですけど、放置してあるものは放置している人が悪いん

  で持っていく人はむしろ、問題なしです。

五郎:ハハハッ、そうか。日本で一時流行った「自己責任」というやつかな。

ソムチャイ:自分のものは自分で管理しなきゃあ、ってタイ人は考えますから。

 

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日本の不思議・・・タイ人は見た12008.04.08

五郎:ところでソムチャイさん、日本に留学したころの話を少ししたいんだけど。

ソムチャイ:忘れちゃったですね・・・だいぶ経ってますから。

五郎:良いんだ。いつまで経っても忘れない、ショックのあったことを聞きたい。

   日本へ来たばかりのときの驚きや印象深かったこと。

ソムチャイ:最初に日本へ行ったのは21歳でしたからもう、15・6年前です。

五郎:日本がバブル経済で浮かれていた頃かな。

ソムチャイ:そうだったかも知れません。ハッキリしませんが、もうバブルははじけ

   ていたような気がします。

五郎:で、印象に残ってることというと?

ソムチャイ:笑われちゃうかもしれませんけど、レストランに行ったとき「つまよう枝」

   が1本づつ袋に入っていたこと。ビックリしましたね。清潔な国民だな、て。

五郎:・・・そうでしたか・・・。でも、今ではバンコクのレストランでもそういうの出てく

   るよね。

ソムチャイ:そうですね、そんなに珍しくはないですね。

   次に不思議に思ったのは、ポリスの数が極端なくらい少ないこと。それも交通警

   官が拳銃を持っていないこと。

五郎:そうだなア。タイは警官の数が多すぎるよな。100メートルに一人いる感じ

 だもんな。高速道路の交通整理に警官が出ているのを見たときは驚いたけどね。

ソムチャイ:タイでは時々、悪徳警官の話も聞きます。

 日本では警察が悪いことをすることはないそうですね?

五郎:ハハハッ。あのね、ソムチャイさん。警察はどこも似たりよったりのとこあるん

 じゃないの!昔ヤクザの幹部だった人が「物書き」になってヤクザと警察の深い

 関係を暴露したこともあるくらいだよ。

 で、それから?

ソムチャイ:大人が電車でマンガ読んでること。それも朝からかなりの人が。

五郎:マンガのことは前にも話し合ったけど、日本はマンガ天国だ。教育マンガか

 らエッチマンガまで、幅が広い。漫画家は花形職業のひとつだね。サトウサンペイ

 福地泡助、ハラタイラ、池田理代子、横山光輝、千葉てつや、さいとうたかお

 黒鉄ひろし、ショージ秋山、白土三平、梶原一騎、石の森正太郎、水木しげる

 ツゲ義春、・・・それに平田弘史や小島剛夕なんかも入るかな、忘れてはなら

 ない、大御所手塚治虫。

ソムチャイ:え〜ッ!!驚いたですね、五郎さんも愛読者なんですか?

五郎:何を隠そう! 赤胴鈴の助、伊賀の影丸・・・・古くは「いがぐり君」、「フクちゃ

 ん」「サザエさん」「お化けのQ太郎」「オソマツ君」で育ったんだ。『鉄腕アトム』は

 今もストーリーがいくつか頭に残ってるよ。学校の教科書で頭に残ってるのはほと

 んどないけど・・・。最近は漫画ともプッツリ縁が切れちゃった。年取ったのかな・・・

 残念だけど!

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乞食はやめられない?2008.03.18

五郎:貧乏のチャンピオンは乞食かな?

ソムチャイ:そうとも言えないです。2年ほど前でしたか、乞食集団の特集をテレビ

   で流しました。結構大勢の人が見て、一時話題になっていましたですね。ヤラ

   セがあったかもしれませんが・・・。

五郎:どんな番組?

ソムチャイ:例えば・・・、出稼ぎ乞食の場合は地方からバンコクに出てきて、半年

   くらい稼いで帰ると言うケース。顔を潰したり、足が折れているように偽装・変

   装して乞食をする。田舎に行って見ると、立派な家で乗用車もあって・・・・なん

   て。歩けないはずの乞食が人気のないところまで来ると、スタスタ歩き出した

   た・・・というようなストーリーだったです。

五郎:そんな人がいても、おかしくはないよな。数が数だから。どの位いるのかな。

ソムチャイ:知りません。数えた人はいないと思いますけど・・・。

五郎:シーロム通りのセントラルデパート前で長く乞食している人いるね。おなじみ

   さん、って言う感じで。サキソホン吹いている人、長いね。カラオケで歌いなが  

   ら乞食している人も長いよな・・・。トリオで合唱、ていうのもあった。

ソムチャイ:今では、ストリートミュージシャンて言うらしいですよ。

五郎:そうか!?でも、それじゃストリートミュージシャンが怒るかもしれないぞ。

   だけどね、これが東京だったらダメだよ。道路で椅子に座って、楽器ならして

   乞食していること自体を社会が受け入れない。警察に通報する人もいれば、

   ご丁寧にポリスが出てきて排除したりする。まあ、仮に東京で3日間道路に座

   っていることができたとしても、お金を恵む人はいないね。3日目には死んでる

   よその「お乞食さん」。タイはみんなが受け入れているんだ。乞食を。「そこに

   座って乞食をしていて良いんだよ」って。一般民衆にも、社会にも一呼吸おく気

   持ちの余裕がある。

ソムチャイ:それって、褒めてるんですか?

五郎:いや、褒めてるつもりはない。日本との違いを言ってるんだ。日本人一人ひ

   とりは、タイの人よりお金を持っているかもしれないけど、心は貧しくゆとりがな

   い。松戸市というところで、団地に住んでいた老人が孤独死した。テレビで取り

   上げて社会問題になったけど、一時の話題で終わった。2005年だったかな。

   政治や行政の貧困を言う人もいるけれど、そうなのかな・・・、と思うね。日本

   人の生活の仕方や、考え方、行き方に問題ありじゃないかな。

   1960年代の「高度成長」期に日本はムラの共同体が失われた、その後新し

   い地域・社会コミュニティーがないまま走っている。親子・兄弟で争い事は絶え

   間なくあるけど、親子・兄弟が仲良く助け合って何かしているなんて、日本では

   「美談」だよ。感動ものだもんね。

ソムチャイ:五郎さんのいうのも分かるような気はしますけど・・・、

   タイは未だ農村が基盤で、社会も経済も遅れていますから。これからは分かり

   ませんけど、とりあえず今は「親戚一同」とか「地域のみんなで」と言う考え方

   はありますね。

五郎:日本ではね、職を失うとすごく惨めだ。自殺する人も多い。助け舟がない。老

   後も心配・・・、ビクビク暮らしている。タイは違うよね。ともかく、何とかなってい

   る・・・。

ソムチャイ:タイだって、きれいごとではないです。ただ、仏教で言う助け合いの心  

   見たいなものはベースにあるかもしれないです。お年寄りや子供を大事にする

   気持ちは未だ失われていない気はします。

五郎:何万人いるか知れないけど、大勢の乞食が乞食で食っていけるんだから、タ

   イの社会は人を生かす社会だよ。日本は人間が生きる社会で「大事な何か」

   を失っている。

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タイの金持ちは「大金持ち」?2008.03.14

五郎:ところで、タイのお金持ちの話ししようよ。

ソムチャイ:イヤです。自分のところはすごい貧乏でしたから。

五郎:そう言わないで・・・。文化トークなんだから。

ソムチャイ:私の家は五郎さんも知ってのとおりで、農家でしたから父と母が病気

  になるほど働いて、兄と私を大学まで行かせてくれた。大学にお金持ちの家庭

  の子はいっぱいいたけど、友達にはならなかったですね。

五郎:なんで?

ソムチャイ:ちょっと、話しにくいですね。正直、ヒガミもあるかも知れませんけど。

五郎:どんな事だったの?

ソムチャイ:貧乏な学生はお金持ちの子から時々、お金を貸してもらうことがあり

   ます。だけど、返せない。元々がないからですけど・・・。お金持ちの子は催促

   はしない。カフェに行っても、食事に行ってもおごってもらうばかり。

五郎:友達の間でお金の貸し借りは日本でもみんな避けるけどね。お金は魔物だ

   からね。タイの場合、金銭関係が分かりにくいんだな。

ソムチャイ:タイのお金持ちの子は「返してくれ」って言わないのが金持ちの証拠、

   見たいなとこあります。だけど、いよいよとなったら、ヒットマン使うことアルから

   恐いですよ。

五郎:ほんとッ!・・・そうか。

   ヒットマンも5万バーツから雇えるというウワサ聞いたことあるけど。借金の踏

   み倒しの「返礼」がそれではね・・・。

ソムチャイ:だから、お金を返せない人はお金持ちのボンボンにオベッカ使ったり

   して仲間に入ってるんです。正直、ぞっとします。

五郎:う〜ん。・・・・。

   タイのお金持ちって言うと、何かケタが違うっていう感覚を持っちゃうけどな。

   ベンツを2台も3台も持って、それもドライバー付きで。住み込みのメイドさんも

   いて、大きなお屋敷に住んで・・・。

ソムチャイ:日本人のお金持ちとタイ人のお金持ちを比べたら、勝負になりませ

   ん。日本は何と言っても世界第二の経済大国ですから。個人所得もタイ人の

   お金持ちとは比べものになりません。

五郎:でも、タイではお金持ちが何かと目立つよね。

ソムチャイ:タイ人はともかく目立ちたがるんです。「私はお金持ちだよ」って、見せ

   びらかし、って言うんですか。

五郎:確かに、日本のお金持ちは静かに目立たない程度に、上手に暮らしている

   というのはアルかもしれないナ。他人に金持ちぶったりはしない。一般人と普

   通に付き合いもする。だけど、決して同化はしない。日本の金持ちは明治以来

   スタイルを変えていない。

ソムチャイ:タイ人は逆です。貧乏人が多数派ですから、お金持ちは目立ちます。

   それに王族以外の民間人がお金を持つようになった歴史も浅いです。

五郎:タイでお金持ちというと、どういうイメージになるのかな?

ソムチャイ:仕事は何もしなくても、一生遊んで暮らせる。メイドは2・3人、ドライバ

   ー付きの乗用車は家族の人数分の台数。プールと芝生のアル中庭・・・。

   それでいてケチ

五郎:なるほど。日本と同じかな。

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