タイの新聞、テレビなどの報道によると、
5月6日(日曜日)、ラヨン県マップタピット工業団地にある化学工場(バンコクシンセティックス)が爆発事故を起こした。
この事故によって従業員11名が死亡。同じ工業団地内で引き続き別な化学工場(アディタヤビラケミカルズ)が塩素ガス流出事故を起こした。近隣住民は緊急避難を余儀なくされ、病院で検査を受けた人も少なくない。
タイ工業相は事態を重く見て、国内にある問題の起きやすい主要化学工場3000カ所に向け、緊急安全点検を指示した。
タイ国内には大小合わせて14万カ所もの化学系工場があり、全部の点検は困難を極める。
主要な化学工場に対して、今までの5年継続で操業許可証を発行してきたのを見直し、
直近の3ヶ月内に緊急点検を求める。
点検の終わったところから、操業許可の更新をする方針である。
また工業相は大規模工場に対して、工場近隣の住民へ適切な情報提供を義務付ける方針を示した。
写真はTheNation提供
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